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2008年09月03日

9月定例会 一般質問3日目

 今日は格調高い質問から・・・・。住田さんがトップバッターで教育長の教育理念を尋ねるところからスタートしました。ある意味で人生経験が長い大先輩だからこそ、挑める質問だなあと思いながら聞いていました。まだまだ底の浅い私などではできる質問レベルではないなあと。

 一般質問を政策提案の機会と捉えることも必要ですが、「教育理念」というような価値観、生き方、哲学そのものを問うていくような質問って実はとても重要だと思っています。答弁する側の教育長はできる限り誠実な回答をと心がける姿勢が見え、好感が持てました。ただ、やはり「心のノート」に対する見解などを問われると、「私の立場で発言をすることは望ましくないと思う。」と慎重に述べるに留まったところは「心得ているなあ。」という感じです。


 「心のノート」って道徳の時間などに使用する副教材的なものですが、教科書ではないので検定はなされていなかったりと、文部科学省が全国の小中学校に配布した当初から古くは修身の教科書を髣髴とさせるようなイメージであることも手伝い、物議を醸し出しているものです。そして、先般、自民党の無駄遣い撲滅PTが行った事業仕分けでも「はっきりいって、不要」とズバリ言い当てられてしまい、窮地に立たされている「心のノート」なんですが、今後はどうなるのでしょう?現在は「改善版」の作成が進んでいそうですね。


 私の記憶にある道徳の授業というのは「あしたへジャンプ」というNHK教育の番組を見ていた記憶しかないんですが・・・・・。悪いことは書いていないようですが、「心のノート」なるものを指導する先生の力量ってどうなの?・・・・・・子どもたちは素直な眼で社会や大人を受け止めているとしたら、「心のノート」で学ぶことと現実とのギャップにむしろ冷めてしまう場合もありそうで、そんなに「効き目ある」教材とは思えないんです・・・・と個人的にはそう感じています。特に中学生くらいになれば、「一日一膳」とくらいに言われているレベルならいいわけですが、ものすごい「善人」を強要されるとそれに対する反発を抱くこともあって当然だと思います。それってむしろ逆効果?!


 あっ、指導者の力量いかんによるのかもしれませんね。ズブ素人があれこれと口を挟む問題じゃないと言われてしまいそう。なのでこの質問の感想はここまで。


 それで、今日は民主党からは篠塚さんの質問があり、特に「職員の専門性」という観点でこれからのまちづくり、都市のリニューアルを視野に入れるならば、建築・土木等都市計画の専門家の人材確保と育成をしていくべきとの主張をしたのですが、必要性は認めながらも本気で取組もうとはしていないなあということだけはよくわかる答弁には本当に残念。・・・・・でも、職員の人材育成はこの分野に関わらず、今後の重要課題なんだよなあ。とりあえず、人材確保という点では来年から市役所の採用試験の年齢制限を「35歳」までにするらしい。


 なので、「あら、ひさかちゃん、議員の経験を次は職員で活かすなんてこともできるわね~」と私の後方に座っている橋本さん。・・・・・私、「あっ、履歴書見ただけで蹴られちゃいそうだけど。」


 明日はあまり聞き慣れない珍しいテーマの質問があるからちょっと楽しみ。佐久間さんの「文化財保護について」。やっぱり、議員の顔ぶれが変わることって大事ですよね。市民の数だけ課題がありテーマがある・・・・・老若男女さまざまな属性を持った人が議員として活躍できるっていいなあと思います。

投稿者 hisaka : 2008年09月03日

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