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2008年09月01日

9月定例会がスタート 行政報告/一般質問初日

 今日から第3回定例会がスタートしました。市長の行政報告があり、いつもどおり一般質問に入りました。トップバッターは同じ会派の遠藤さんから。今回提案される予定の「犯罪のない安全なまちづくり条例」に対する市長の見解を尋ねるものだったのですが、まあ・・・「なしのつぶて」「暖簾に腕押し」状態のやりとりが続いていました。単なる見解の相違として片付けられることは不本意ですが、答弁している部長は「価値観が違う」ということを前提にした発言を繰り返していたように思います。結局・・・犯罪の認知件数はそれほど増加しているわけではありませんが、市民の「体感治安」については不安感を覚えている人が増えていることは確か・・・・市長は「犯罪の認知件数は減っているとの指摘もあるが、平成元年と比べるとはるかに今は多い。」という認識を示し、条例制定の必要性を述べていました。


 「平成元年」・・・・・・・私が中学校に入学した年だ・・・・・・みたいな。現在と比較対照できる時代なんだろうか?


 それにしても「防犯」とは万全を尽くしても尽くしきれない面もあるというかとても難しい問題です。市長が提案しようとしている条例と同種の条例が制定されている八王子市でもつい先日女子学生が被害にあうという惨事が起こっていますし。

 ところで、今日は関東大震災の日で災害時の「引き取り訓練」が行われる日ですね。「防災」も「防犯」と同じく、万全を期しても常に100%にはならないまちづくりの課題です。そして、ここのところ続いているゲリラ的な暴雨も恐ろしいですね。「備えあれば憂いなし」と100%言い切れない状況があることをニュースなどで改めて感じる今日この頃です。


 そして、昨日・・・のほほんと出かけたクラリネットフェスティバルで深刻な(?!)被害状況を目の当たりにしたのでした。というのも会場のパルテノン多摩は先週末の大雨により、水浸しになったそうです。ちょうど私が鑑賞したコンサートは大ホールだったのですが、入り口すぐに大きな「おねしょ」が完成していました。そう・・・・天井から水が滝の如く流れ出ていたらしい。大雨去った後のジメジメっとした湿り気のある心地悪い臭いがロビー中に立ち込めていました・・・・・・。


 聞くところによれば、その被害は大ホールだけではないとのことだったので、今日改めて所管部であるくらしと文化部に確認をしたところ・・・・・・笑えない状態の被害だったことがわかりました。被害は大ホールのみならず、全館に渡っていると言っても過言ではないくらい。バケツで水汲みをしたりなど、職員も作業に追われていたらしい。「あの感動を再び」と開催されるクラリネットフェスタが台無しですよね。というか台無しでした。使用する会場の一つに予定されていた特別展示室も使用不能状態で閉鎖されていましたし。

 もちろん人為的作為的な被害とは言えませんが、・・・・・・・・・これって、長期修繕計画を持ちながらも、全く修繕に手を施してこなかった責任があるのでは?

 「備えあれば憂いなし」というよりか、「備えないから憂いあり」ということで、「人災じゃないの?!」と思わずにはいられないんですが・・・・私。


 パルテノン多摩の評議員の立場としては、昨日の大ホールの状態は会場使用者である主催団体に対して申し訳なく思い、恥ずかしかったですし、さらに衛生的にも一体どうなっているのかと心配にもなりました。大ホールのロビーのじゅうたんなどクリーニングをすれば済むとも思えなかったですし。

 「ありえない!」

 とそんな感じで驚いたというのは言うまでもありません。このパルテノン多摩のゲリラ暴雨被害は多摩市の公共施設の管理状態を象徴し表現しているような気がしてならず。いかに手を入れていないのか・・・・そんな状態を物語っていますね。私としては「超・骨董品」であるオルゴールには被害が及ばなかったことは救いだと思いましたし、また機材なども一部被害を受けたものもあるようですが、何とか無事だったとも伺っています。

 しかし、胸をなで下ろすことはできませんし、笑うこともできない。これは公共施設の適正な維持管理に関わる深刻な課題だと思います。

 とりあえずは明日の一般質問が終わってから、パルテノン多摩の問題も考えなければ・・・・次々と課題山積中。

投稿者 hisaka : 2008年09月01日

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