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2008年08月18日

9月定例会の議案説明

 お盆休み明けに早速の会派説明。9月定例会に提出が予定されている議案の説明がありました。お盆休み前に議案説明が終了している会派があることを思えば、実にそこには1週間のタイムラグが存在するというわけですね。

 それはさておき・・・・提出予定議案は昨年度決算認定に関わるものも含めて全部で31件となります。福祉オンブズマンの人事案件が1件、条例は14件、あとは補正予算と財産取得に関わる議決などとなります。

 福祉オンブズマンの人事については任期は3年。現在1期目で委嘱している方を引き続きお願いしていきたいということなので依存はなし。この4月に大幅な市役所全体のレイアウト見直しがあった際、福祉オンブズマンの窓口が本庁舎の4階に移転しました。その際、市民の利便性を考えると4階に移動することは望ましくないとの意見が一部の議員から指摘されました。しかし、場所移転により、「オンブズマンが本来的に解決すべき内容と思われる苦情」のみに絞られた相談事が届くようになっているとの話です。
 福祉オンブズマンについては総合オンブズマン化も必要ではないかという意見があるように、情報公開や説明責任が厳しく問われる時代、日本もアメリカのようにますます訴訟社会になっていくような気がしているので、将来的には福祉分野に限らず「困りごと」の解決に第三者を入れていけるような仕組みの構築が必要かもしれません。


 さて、条例提案としては「多摩市犯罪のない安全なまちづくり条例の制定について」が予定どおり。補正予算では本条例に基づいて設置される「協議会」に関する委員報酬の計上もなされています。こういう時代なので市民からの要望も高い・・・・というのはもちろんわかりますが、内容についてはもう少し吟味したいものです。
 条例案の第13条によると、市長は安全安心なくらしに関する事項を実現するために「安全計画」というものを策定するらしい。・・・・・・・・・・これてどういう計画のこと?

 。。。。。。防犯カメラ設置計画ではないと思いますけど。

 
 あとは、市民保養所はようやく民営化される運びで、やまばとホールも廃止されるし、保育所の利用料(保育料)の改定も行われるというのも予定どおり。

 すこし驚いた内容としては、どうやら市長はこの任期中は副市長は複数配置するのではなく1人体制で進んでいくことを決意。そのかわりに?・・・・・これまで給与月額10%の軽減措置を行っている教育長の給料を本則に戻したいという提案がありました。
 現在10%軽減された教育長の給料月額は70万6500円。これを本則の戻して78万5000円にするということのよう。職務職責に応じて見合った給料にしていきたいという話でした。ちなみに市長や副市長は10%減額されたままで、それぞれ月額87万3900円(減額前97万1000円)、月額76万3200円(減額前84万8000円)。


 正直、私の中では「なぜ、今?」という素朴な疑問がありますね。もちろん職責に見合った対応をするということや、もともとの額に戻すだけという点では異論を挟む余地はないのかもしれませんが・・・・・・。

 あとは、交通施設公社も解体する方向で、多摩センター地域の共同利用駐車場は新都市センター株式会社(公団の天下り先?!)に業務を引き継いでいく段取りが整ったとの報告がありました。「市としては、財団の厳しい経営状況に照らせば、より強固な経営基盤のもとで共同利用駐車場機能が確保できる方向性は望ましいものと考えている」との話ですが、新都市センターの経営基盤はどのくらいなものなのでしょうね。(ちょっと興味津々)


 あっというまに8月も後半。この間、6月定例会が終わったばかりのような気がするのに・・・・・・。何だかセカセカしている感じが嫌だななんて思ったりする日々です。

投稿者 hisaka : 2008年08月18日

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