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2008年08月05日

市議会の研修

 年に一度の市議会の全体研修でした。予算は講師謝礼10万円。今年の話は「公共施設のストックマネジメント」についてで講師は首都大学東京の角田誠さんでした。講演内容としては、公共施設のストックマネジメントが必要になってきた背景と多摩市の公共施設全体を捉えて、これからどんな風に考えていけばいいのかでした。方向性としては施設の全体数は減らすべきだという方向のもと、施設の利活用を考えるべし・・・ということでした。多摩市の公共施設はいつの日からから「ありすぎる」という指摘がされているのですね・・・・・・・・。実際に他自治体と人口一人当たり面積などで比較をすれば「ありすぎる」になってしまうのですが。そう単純計算できるものでもないと考えていますが。


 話の結論としては、専門家は専門家なので、客観的な観点でデータの分析と専門的見地からの提案はするけれど、政策コントロールについては分野外なのでそこは市議会などでやってくださいという話。結局のところ、公共施設をどのように配置をするのか、そして今ある公共施設の縮減を目指して整理統合していくために最も重要なことは市民の合意形成をどうとりつけるのかということ。最も難儀な部分には関わることができませんということを予告されたかのようでした。もちろん、当然といえば当然のご意見かもしれませんが・・・・・。


 いずれにせよ、多摩市の建物に関するデータについては非常に評価をして下さっており、ここまできちんとした基礎データの資料の整った計画があることが素晴らしいことだと。(これは市長曰く職員の英知の結集です。)


 つまりは、あとはそれに基づいてどのように取組んでいくのかが問われていることとなるでしょう。そのために設置したのが既に「やまばとホールは廃止の方向で・・・」なんて中間報告をした市議会の特別委員会だったりもしますが、ここで合意形成で見解を一本化させるような論議が繰り広げられるのかといえば、なかなかその道のりは遠いのが現実。今日の研修が今後にどう活かせるのやら。

 ところで、せいせき多摩川花火大会が中止になってしまいました。我が家の北側の部屋から楽しもうと思ったのにな。夕方頃乞田川の増水ぶりを見ると、中止せざるを得ないことは一目瞭然でした。ものすごい勢いの泥水が流れていました。


 それから、多摩市の公式ホームページは各担当部署が個々個別の更新ができるようになり、かなりリアルタイムで情報掲載が行われる場合もありますね。でもどんな情報が更新されているのかを見失わないようにしないと。というわけで、本日「(仮称)第5次多摩市総合計画」の策定方針が掲載されています。
 また、昨日の報告でも情報提供をしました「事業仕分け」のこと。文部科学省事業の中で全国学力テストについても不要としたそうです。

投稿者 hisaka : 2008年08月05日

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