« 市民と議員の交流会議に感じたこと | メイン | 7月末日 »

2008年07月30日

新しいコミュニティのあり方?!

 総務省では「新しいコミュニティのあり方に関する研究会」というのが発足したらしい。この研究科のメンバーに多摩市長が名前を連ねているのがポイント♪

 私としては・・・・「一体、ここではどんなことが議論されるのでしょうね?」ということと「ここで議論されたことは多摩市にどんな風に還元されていくのか。活かされていくのかしら?」ということが関心事項です。
 っていうか、市長は上記「新しい・・・・研究会」の前段で開催されてきた「コミュニティ研究会」のメンバーでもあったんですが。
 
 実は、「コミュニティ研究会」の議事録での市長の発言をざっと浚うと、改めて市長の認識が理解できるんです。例えば、ボランティアセンターやNPOセンターはあるけれど市民活動情報センターはあえて設置をした。その理由は市の職員との協働の拠点にしていきたいから。ここから行政職員の意識を変える、このまちの自治をつくるためには市役所の文化を変えていかなければいけない・・・という認識があったからだとか。(「拠点をつくったから変わるものなの?」っていまいち私の腑に落ちないけれど。)
 そしてまた、地方分権で言えば、三位一体の税源移譲を進めた小泉改革は50年後くらいになったらすごく評価されるような改革で、大きな時代の節目だという認識も。

 いずれにせよ、この「コミュニティ研究会」なるものの延長上に「新しい・・・・・研究会」が設置されたようなので、ここでさらにどんな議論が行われ施策展開に結びついていくのかぜひ注目してみたいと思います。もちろん国のコミュニティ施策が多摩市にフィットするものにもなっていくことを大いに期待して?!


 新しいコミュニティのあり方を議論すること自体は大いに歓迎。でも、コミュニティ論ってよくわからない。多摩市の場合もコミュニティ論は再編に再編を重ねていて、今は便宜的なのかコミュニティを10エリアに設定し、そこにコミュニティセンターを設置する計画はあるけれど、10のエリアの前は17エリアだったとも聞いているし。その時々で理屈づけがあるんだろうな・・・って思うけれど、その理屈を聞いたところでやっぱり「よくわからない」。


 今日は朝から缶詰状態で会派での会議。主題は9月定例会に行われる決算特別委員会の運営の仕方のこと。毎年毎年レベルアップしていくのかバージョンアップしていくのか???
 とりあえず多摩市の決算特別委員会での取り組みは全国の先進事例になっているものの、正直、毎年一貫性を持って積み重ねをしている手法と言えるものではありません。その都度その都度で「何となくこれがいいのではないか」みたいな議論をしていることは事実ですが・・・。まあ、いいように解釈をすれば「改良や改善を加えている」となるのかもしれませんが。
 

 今回は議会改革において「討議する議会」を目指していることも念頭においているので、議員どうしの意見交換をしようという流れになっているのですが、議員同士の議論と言っても、ただ単なる意見のぶつけ合いだけや批判や非難で終わってしまうのであればあまり意味があるとは思えず。ディベート大会になり、「○」か「×」か・・・を争ったり、その間で罵りあっているに近い状況になるのでは全く不本意。異なる見解や価値観を持つ議員同士が「一つの結論」を見出すための合意形成に結びつける意見交換や議論ができなければ「やらないほうがまし」なのかも・・・・これは私個人の見解。
 「討議する議会」に席を置く議員に求められる発言のマナーやエチケット・・・・ってありそうだなあ・・・。もちろんその中心には上手に議論をとりまとめていける敏腕のコーディネーターたる議長や委員長などの存在があるのでしょうが。
 
 議会コミュニティにも新しいあり方が求められそうですね。1会派の主張だけをゴリゴリと推し進めていくことだけが市民全体のためになるわけではないので。 

投稿者 hisaka : 2008年07月30日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1791