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2008年07月07日

議会改革は進むか~具現化が難しい?!

 今日は議会運営委員会がありました。議題は決算特別委員会の運営をどうするのか、議員研修のこと、視察のこと、そして議会改革に向けた検討課題について・・・他。

 決算特別委員会の運営については例年に倣って「理事会」を設置。昨年度の反省を踏まえて、理事会において議論をし、よりよい決算審査と行政評価ができる手法を開発(?)することになりました。ちなみに正式決定となるのは後日になりますが、予め代表者会議で決定しているとおりに決算特別委員会の委員長・副委員長ボストは交渉会派(3人以上)の持回り制なので今年は委員長が共産党から小林議員、副委員長が生活者ネットから武内議員になりました。

 議員研修と視察については日程と内容が確定しました。議員研修は8月5日の午後となり内容的には「公共施設のストックマネジメント」・・・・かなり専門性高そう。視察は福島県の須賀川市議会「議会広報」と会津若松市議会「議会基本条例」になり、11月13日~14日の1泊2日での行程となります。
 委員会で視察に行き、メンバー全員が同じ場を共有し、その後に意見交換をする・・・という時間は重要な公務だと思っています。しかし、まだまだ低年齢の子どもを抱える母親にとっては1泊のハードルはとても高いのが少し憂鬱・・・・・。

 数年前までは議会も緊縮財政を認識し、視察も「日帰り」での実施でしたが、やはり、近隣のみに限ってしまい視野を狭くするのではなく、有意義な情報を得るためには視察先を全国に拡大することも必要だとの視点(?)で昨年から1泊2日の宿泊視察が復活しています。そのことは否定するものではありませんが。


 それにしても須賀川市の議会広報についてホームページで見ると、かなり多摩市議会の「市議会だより」にはない要素がありそう。例えば会派での視察など会派の活動報告なども掲載されているようです。ここは多摩市議会のものと比較したら斬新です。市民にタイムリーにそして市民が知りたい情報を届けるためにどうすればいいのか・・・・「読みやすさ」「気軽さ」という視点と、議会で議論された内容を紙面の限りがある中で的確に掲載していくことの重要性「お堅い」との組み合わせをバランスよくしていくことでしょうね。
 私としてはまずは「市議会だより」の認知度をあげるために、たま広報の発行日(新聞折込日)にあわせて発行することを提案したいと考えています。市議会だよりは定例会が終わってから一ヵ月後くらいの日曜日が折込日。しかしほとんどといっていいほどに認知されていないのが悲しいところ。しかし「たま広報」の場合には5日ないしは20日が原則で、市民もちょっとは留意すると思うのです。そこで、議会だよりの発行日もたま広報にあわせることによって、少しは「知られるようになる」と考えています(甘い見通し?)。いずれにせよ、「議会だより」の存在に気がついてもらうことを優先したいものです。


 で、もちろん、議会だよりの内容も充実していかねば。今日も「そもそもの議会だよりのありかたを議論すべし」との発言がありましたが、私はそれには賛成です。例えば以前から指摘されていることですが、市長の提案した議案に対する賛否の態度をすべて明らかに示すべきと言う意見もありますし。根本的なところで見直せるものがあれば見直しながら、紙面内容の質的向上を図りたいですが・・・。どうなることやら。紙面内容の見直しについては、他市の議会の発行物を収集して見比べるとか・・・調査してみることもいいかもしれません。


 これは議会改革に向けた検討課題の一つです。また、今日の検討事項だった議会活動PRのための掲示板の設置については、市内の公共施設にある既存の掲示板の一角を利用することが可能であるのかどうかその他少し調査をすることとなりました。「議会の動き」を市民が目にする機会を増やしたいという方向性では一致しています。


 「方向性の一致」=「即実行」にはならないところが難しさ。実行するに当たっての具体的なプロセスや内容に対しては当然ながら全く考え方が異なる場合もありますし。合議制で進めているので、「意見が食い違いました」・・・・「議論終了」・・・・・「結局、何もできず」なんて、ゲームオーバーみたいにならないようにしたいと考えます。


 具現化するところで、またひと手間ふた手間と意識の共有を図っていくことための時間を要しそう。民主主義のコストとしては必要だと断言できるものだといいですし、市民からもそう評価してもらえるかどうかが肝ですね・・・・・。

投稿者 hisaka : 2008年07月07日

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