« 6月定例会 文教常任委員会 | メイン | 6月定例会 議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会 »

2008年06月17日

6月定例会 ストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会

 今日は特別委員会の傍聴に足を運びましたが、「中間報告書」の作成について委員どうしの意見のやりとりで、報告書の内容の微調整が行われていました。

 議論の材料になっている肝心の「中間報告書」案は、傍聴者には資料として配布されていないところの不親切さを感じ、途中で傍聴するのを止めてしまいました。多摩市議会は傍聴者への資料配布はかなりオープンに行われていると思っていますが、今回については「案」ということだったので、配布することはしなかったのかもしれません。でも、傍聴者用資料は全て「持出し厳禁」となっています。傍聴者が資料を持ち帰れないルールになっていることを考え、それが傍聴者のマナーでもあると思うので、会議の内容を把握して、理解するためにも資料配布をしたほうがいいのではないかと感じた次第です。

 さて、今日の議題になっていた中間報告書の内容ですが、「客観的に客観的に」というのが委員長のまとめる際の視点だったようです。「より客観的に」という委員長の発言が何度も何度も出てきたので、相当に気遣いをされていると思った次第です。(って、そりゃ・・・私見がモロに入ったら困るわけですが。)
 特に「やまばとホール」に関しては委員会内の意見が「廃止もやむを得ない」派と「存続」派に分かれているので、その両論を併記する形になっている模様です。その際、委員の固有名詞を記載して立場を明らかにするかどうかを議論していました。中には、特別委員会としての中間報告書であり、固有名詞(議員の氏名)を明らかにすることの必要性に疑問があるとの意見もありましたが、大方は特別委員会における議論に責任を持つためにも中間報告段階で固有名詞を明らかにしてもいいのではないか・・・・という意見でした。
 傍聴をしていた私としては、中間報告段階であることや「特別委員会」としてどんな議論をしたのかが重要で、まだ最終段階には至っていないのであれば、固有名詞を記載までする必要があるのかとも思いました。しかし、委員会ではこれまでの議論の積み重ねの上で現在に至っていることを思うと、例え中間報告書だとしても、意見の違いがあることのみを示すだけでは不十分とする判断があったのでしょうね。

 まだ、結論がはっきりと出ていない段階で固有名詞を明らかにすると言うことはかなり勇気ある判断だなと思います。私としては固有名詞が明らかになったことをいいことに、「○○議員は賛成している」「△△議員は反対している」みたいな政党政治活動の宣伝材料・宣伝文句に使われたら気分悪いですね。議論が現段階に至るまでの過程を正確に伝え、市民に見解を問うていくことが必要だと感じます。そこは中間報告書の内容を踏まえた各議員の取組み方、個性にもよるのかもしれませんが、あくまでも「中間段階」であることを認識した活動を展開していきたいものです。

 ・・・とここまでを聞いただけで他の用事があったので傍聴し終えたわけですが、特別委員会の委員長は常任委員会の委員長とは異なり、議論の行方をしっかりと見据えながら、メンバーをとりまとめていかなければならないので苦労が大きそうとしみじみと感じました。委員会当日の議論があまりにも散漫にならぬよう、ある程度の根回し?というか事前に委員長の意向を各委員に伝達し、各委員がどんな風に議論を展開したいのかを把握する必要もありますし。
 なので、私は委員長という役回りをしている人に対し、そのことだけで尊敬します。とりあえず、議会改革特別委員会では副委員長ですが、「副委員長」の役回りと言うのは一体何か?と聞かれれば、「うーん」と返答に困るなあ・・・・。

投稿者 hisaka : 2008年06月17日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1756