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2008年06月11日

6月定例会 総務常任委員会

 今日から順次、委員会が始まります。総務常任委員会を傍聴しました。議題が少なかったので、あっさりと終了するのかと思っていましたが、意外にも長丁場な会議で、特に話題になっていたのが「年金天引き」のことでした。

 議題としては地方税法の改正に伴う市税条例と都市計画税条例の改正だったわけですが、とかく後期高齢者医療制度問題とも絡み、「年金天引き」で税金・保険料などの徴収を確実に行おうとするやり方に対する批判、そして擁護する立場からの意見が出ていました。市税条例の改正ですが、いわゆるふるさと納税の創設に伴う内容もありますが、これに関しては寄附されたお金をどう使うのかなど詳細を今後の検討課題としているという話もありました。「ふるさと納税」で多摩市を納税先としてくださる方ってどのくらいいるのでしょうか?・・・・・・・・・・逆に言えば、多摩市ではない先に「ふるさと納税」を活用する市民のほうが多かったりして?制度の趣旨としては、東京など首都圏に集中しているお金を地方に回していこうという意図があると思っているので、全国津々浦々に分散しふるさとのある市民が多い多摩市にとっては結構見逃せない問題かも?!


 年金天引きについてですが、なけなしの年金で暮らしている高齢者の方々の気持ちを思うと本当に何と言ったらいいのか・・・・・「高齢者いじめだ」という主張も一部分理解するものです。年金を満額受け取れない高齢者の方であっても受給日を本当に楽しみにしているという話をお聞きします。銀行通帳などへの記帳をして受取る金額が減っていることに抱く不安な気持ちを想像すると胸が痛みます。払うほうは天引きされて、確実に支払わされて搾り取られているのに、それを管理するほうの杜撰さが目立つ・・・ここに怒りの声が浴びせられるのは当然のことです。
 税金を払うのは天引きをする天引きをしないに関わらず当然のことで、天引きをすればわざわざ自らが銀行その他に足を運ばなくてもいいので利便性が高まるだけの話・・・という見方もあるのかもしれませんが、信頼できない場所に「大事なお金」を預けることができるでしょうか?

 そんなことを感じながら、議論の行方を見守っていた私です。その後協議会では個人情報の保護体制についてなど行政側からの報告があった模様です。


 明日は厚生産業常任委員会です。こちらの委員会は所管事項が膨大で、終わる時間が読めないくらいたくさんの議題などを抱えています。

投稿者 hisaka : 2008年06月11日

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