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2008年05月28日

市長と行政委員会との関係。

 多摩市には市長のほか執行機関として教育委員会、監査委員、選挙管理委員会、農業委員会、固定資産評価審査委員会があって、そこは半ば市長から距離を置いてというか・・・・「客観的」「中立的」な立場で一翼を担っている機関が存在しています。

 教育委員会はイメージしやすいですし、あとは選挙管理委員会や監査委員も何となくイメージがわくと思います。でも、農業委員会や固定資産評価審査委員会はあまり馴染みのないものかもしれませんね。しかし、それにしても上記委員会の存在があまりにも薄すぎてホームページから情報を探すのには本当に一苦労します。

 私は先ほど、教育委員会の議事録を確認しようと思ったのですが、どうやったら教育委員会にたどりつけるのかと思いました。多摩市のホームページは多摩市長のホームページではないので、もう少し全体見渡してそれなりのバランスで情報へのアクセスを向上させてもらいたいです。ちなみに「市の取組み・予算」のところから行政委員会の分類があり、教育委員会その他のページにジャンプすることが可能です。私としては教育行政については、市民の関心も高いところだと考えていますし、前回3月定例会の私の質問に対して市長は教育委員会については、それなりの重要性を認めているとの発言をしていたことからも、せめて・・・・何とかならなものかと思います。 
 せっかく教育委員会は情報公開に応えるべく多額の投資をして議事録公開しているのに、これでは「公開されているのかどうかもわからない状態」になっているのではないかと思います。教育委員会の議事録ページを探しあてるのも謎解きな気分でした(ちょっと大げさ?!)。


 いずれにしてもホームページについては見やすいレイアウトなど検討が進められてリニューアルしたはずなのですが、評判がよくなったのかと思いきや、「以前の旧ホームページでは掲載されていた情報がいつのまにか削除されているようだ。」とか「わかりにくくなった」という声も聞こえてくるのですが、そのことを私も改めて実感したばかりです。

 そういえば、昨日になりますか・・・・議員ポストには新たなニュースペーパーが投入されていました。その名も「多摩市教育委員会だより」第一号です。年に4回発行されるとのこと。これまでの「すきっぷ」という情報誌(これを知っている市民はどのくらいいるのだろうか?)をリニューアルしたようですので‘新たな’というよりは衣替えしたということなのかもしれませんが、「すきっぷ」という名前よりもダイレクトでわかりやすい名称に換わったことはよかったと思います。教育委員会の内容が全然見えてこないという声に応えた格好なのかも。


 それにしても、以上のような市の発行物は数えたこともありませんがかなり多数あるように思います。いろんな部署、いろんな担当者がその都度必要に応じて作成していると思うのですが、それがどんな種類でどのくらいの部数ずつ発行されているのかとか・・・誰が管理しているのかしら?・・・・・なんて考えて、多摩市教育委員会だより第一号を見ていて気がついたことがあります。改めて感じたことなのですが、やはり今後はどの情報誌にも「本誌に対するご意見やご感想またはその他ご意見をお寄せください。」という文言を入れるべきでしょう。発行物を作成するときのガイドラインみたいなものってあるのかどうか定かではありませんが、発行物をコミュニケーションのきっかけにし、双方向にしていくために上記趣旨の一言が入っているかどうかによってものすごく変わってくるように思います。議会だよりでもこれからは必ず入れたい一言だったりします。

 話は横道逸れたのですが、市長と行政委員会との関係を考えてみるとやっぱり市長が行政委員会をガッツリ束ねているわけで、私が今回の一般質問で教育現場を市長はどう捉えているのかについて答弁を求めることは「おかしくない」と思ってしまいます。議会事務局長からその後どうなったのかの報告を待ちたいと思います。結局、私の質問には市長が答えてくれることになったのでしょうか?

投稿者 hisaka : 2008年05月28日

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