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2008年05月27日

議会改革は進むか?

 議会改革特別委員会の全体会が行われました。メンバーは全部で13名。13名全員で議論をすることはなかなか難しいということもあり、2つの分科会(討議グループと公開グループ)に分けて進めている議論をお互いに報告しあいました。内容的には議員どうしがもっと議論しあう議会を目指すためにはどうすればいいのか?とか、会派問題や会期問題などをはじめとする議会内部の運営に大きく関わってくる討議グループでの議論の報告と、それから市民と議会との距離を近づけるという観点で情報公開や市民参加をもっと進めるための仕組みをどうするのか?を具体的に議論してきた公開グループの内容だったわけですが、互いの分科会での議論を受けて、さらに意見交換を深化させなければならないというのが一致した認識でした。


 分科会方式の良さは人数が少ない分、意見交換がしやすくなるため、方向性を一定程度見出すためには効率がいいのかもしれません。しかし、「分科会からの報告を聞いて、ちょっとだけしか質疑の時間がないので消化不良気味になってしまう。」という意見や「分科会での議論と同じようになってしまうかもしれないけれど、『おさらい』をするという意味で、みんなで議論を共有していくためにも全体会をもっと頻繁に開催していこう。」との提案まで飛び出すなど、もっと議論を深めたいとの欲求が・・・・。


 ‘もっと頻繁に開催する’・・・・走り始めちゃったら、やはり精一杯やらなくちゃいけない・・・・「忙しい云々」と言っていられずに進めていかなければならないところまでは来てしまったな・・・・という感じですね。出前委員会を開催して、ある意味市民にも「大見得切った」状態になっていることも、議員としての責任感に響いているところのように思います。


 これはとても「いい傾向」だと考えています。全体会で、さらに議論に「ひと手間」かけることは一見時間のロスに見えるのかもしれませんが、反復学習にもなりますし、とても意義があると思います。「そんな無駄なこと・・・・」と思われてしまう節もあるかもしれませんが、私としては「ていねいなプロセス」はスピードはゆっくりかもしれませんが、着実さがあるような気がしています。

 というわけで、議会改革特別委員会では出前委員会やそれぞれ分科会、全体会での意見交換があり、所属をしている議員も個々に問題意識を高めつつあるようです。分科会方式を取り入れたことで、さらに議論の必要性を実感できていることはうれしいことです。分科会での議論を全体化することに時間がかかるものの、そこに労を惜しんでいてはそもそも民主的に物事を運べなくなってしまいますね。なので、「いい傾向」です。議論する議会を目指す私たちにとって「手間隙かけて」の実践かも?!

 ところで、私には一抹の不安と気がかりが。というのも、少し目を転じ、今度は議会改革特別委員会の議論を議会全体、議員全体の議論につなげていくことを考えてみると、「あっ・・・それは特別委員会での話でしょ・・・・」なんて、最後の最後で躓いてしまうことはないよなあと。まさに、もう1ステップの議論の共有化と全体化が必要になってくるわけで、そこのプロセスをどうやって積み重ねるのかということですね。


 「議会改革は進むか?」


 今のところは「少しは進んでいるように思うけど・・・」と私は感じていて、今後については「急いては事を仕損じる」ことのないように歩んでいきたいものです。

 別件♪・・・・今日は昨年に引き続き「三多摩反核平和の火リレー」に参加しました。今年は多摩ニュータウン卸売市場から市役所に向かい、市役所で市長への要請行動を行った後に、再スタートでゴールの宝蔵橋まで。町田市から「平和の灯」を受け取って日野市に受け渡すというルートでした。聖火リレーみたいな感じ。去年は逆コースだったので、上り坂がきついと感じたんですが、今年は下り坂なので楽々完走しました。

投稿者 hisaka : 2008年05月27日

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