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2008年05月26日

答弁者はどなた?

 今日は午前で一般質問の通告書提出締切。前回と同じく「21番」のくじをひいてしまって、開会から4日目の一番最後が発言順です。今回はいろいろ考えた挙句・・・質問は大きく2問です。かねてから議会でも話題になってきた①障害児(者)等の歯科診療体制について、それから学校の保健室のことを調査してわかったことをもとに組み立てた②市長は学校現場をどのように把握しているのかについて・・・ということにしました。

 早速、私が通告書を提出したと思ったら議会事務局長が飛んできました。「すみません、ちょっと調整させてください。」


 「多分、何か言われるはず♪」と思っていたら、案の定予想通りの展開に。「答弁者のことでちょっとご相談が・・・・・」

 「言われると思いました。」と私。


 実は、②の質問は「市長は」というところが大きなポイント。あえて私は答弁者に市長を指名しておりました。本来教育行政に関することは教育長の答弁範囲。議会事務局長の説明でも「答弁の役割分担」とのことでした。


 教育長は現場を把握していて当然・・・・でも果たして市長は?「一体、市長はどうなのか?」ということを聞きたくて質問を組み立てているという意図があり、ちゃんとそこを汲み取ってもらいたい!わざわざ事前通告書の中でも「 本来は教育長に答弁を求めるべきことかもしれませんが、政治家である市長に対し、学校現場をどう捉えているのかをお尋ねしたいと思います。」とお断りさせていただきました。わざわざ、市長に聞きたいということなので、これは教育長に答弁をされてしまっては困るんです・・・・・。


 さて、どうなることやら?
 


 気配り抜群な議会事務局長は「答弁者について「教育長及び市長」としていただくとか、いかがでしょう?」とご丁寧な提案もいただいたんですが、どっちにしても教育長側と市長側とは答弁を事前調整するはずでしょうし、「市長から聞けば十分♪」って私は思っていることを伝え、今回については「あくまでも市長からの答弁が欲しい。」と返答しました。


 私って何だか性格が悪そうに思われるのかもしれませんが、市長は公約の「『いきいき多摩』をつくります」の中で「子育て子育ちの支援と教育の充実」をあげているわけで、教育環境の充実に思いはあるはずなんです。現状を分析して、そして政策にしていくわけなので、その観点を伺いたいと思っています。そこを「教育委員会に任せている。」ということではいまいち。もちろん政治的な中立性や公平性もあることは確か。だけど「こんな教育にしたい!」という思いを全く語ってはいけないということではないはずです。少なくとも教育内容には言及しなくとも、今の学校や教育をどんな風に捉えているのかは語ることが可能なはず。


 なので、そこをぜひ聞きたい!・・・・・・あとは議会事務局長の力量に期待♪


 私に「本来は、教育長が答弁者ではないのでしょうか?」と言うかわりに、「ぜひとも、議員たっての希望に沿ってお答えをお願いします!」と市長の合意と納得をとりつけてもらいたい。


 議会事務局長は「今までの慣例というか、教育行政は教育長が答弁することになっていますし、市長としてもそこまでなかなか踏み込んで答えるのは難しいかと・・・。」との話でしたが、「そんなこと言っていたら、議会改革にはなりませんから。」としか言いようがありません。局長は議会のための、議員のための事務局のトップであって、市長部局に所属する職員ではありませんので♪局長の頑張りと踏ん張りに・・・・市長に拝み倒してもらいたいものです。

投稿者 hisaka : 2008年05月26日

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