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2008年05月21日

議会改革は進むか?

 議会改革特別委員会公開グループの分科会でした。出前委員会3回終えたばかりということで、気持ちがHot!なうちに議論ができるというのはうれしいことです。

 今日は来週の全体会に向けて、分科会での議論に一定の方向づけをと考えていたのですが、前回の分科会と同様に取り留めない意見交換を進めました。こういう取り留めなく議論をしている様子って議会の姿としては結構大事かなと思っていて、賛成か反対かと結論づけするための論議ではなく、現時点で「more better」での一致点を見出すために意見を出し合うことは必要だと思います。


 「議論する議会を目指す」・・・・なんてことを堂々と言っている議会改革。

 でも、これってよくよく考えると、とってもおかしい!なぜなら、議会ってもともと「議論をする場」なはずなので。


 ですので、今、私たちが取組んでいる議会改革というのは「あって当然」の姿にしていこうという改革で、実は「改革でもなんでもない!」のかもしれませんね。そんな思いに駆られている私です。

 さて、今日は「議会だより」について「市民にもっと読んでもらえるような紙面づくり」「市民が手に取りたくなるような広報誌」という点から、陳情や請願ではない市民提言のルールづくりの是非をめぐって、議場で市民が発言をする・・・ということにまで議論が及びました。でも、今頃になって「議論する議会を目指す」としているのと同様に、現行のルールを生かしきれていない部分もあるのかもしれません。例えば、陳情や請願のなかには、政策提言にもつなげていけるヒントがたくさんあるような気がします。現行のルールではなく新たに取組むべきこと、現行のルールでも私たち議員の取組み姿勢によって取り扱いの方法を大きく変えることができる部分があるでしょう。どれもこれも、最終的には「改革の真ん中には自己改革」(折戸議員の発言)ということで議員の‘構え’にかかっている問題になるのだとつくづく感じます。
 市民の方にとっては「ようやくいまごろ」「何をいまさら」・・・なのかもしれませんが、やっとここまでたどりついた・・・という感をいただいている議員さんも少なくないことを思えば(私のことではないです。私以上に長い間、議会の中で苦労を積み重ねてこられた先輩諸氏のことです。私なんてまだまだ比じゃありませんので)、それくらい「改革」って簡単ではないことを思います。これは議会に限らずのことかもしれませんが、「今の体制でもやっていける。」とあれば、何も苦労して汗することもない・・・・・「守り」の姿勢になりがちなのが人間なので。


 時代環境、社会の変化・・・・その中で私たち議員の意識が大きく変容を迫られている。「守り」ではいられなくなって今につながっているのだと思います。そんな環境社会の変化をつくっているのは市民だと思います。市民全体の意識が変わってきた証かもしれません。「遅々として進まず」と見切りをつけられることないようにしっかりと市民意識についていけるか?問われます。


 ところで、以前横須賀市議会に訪問したのですが、そのときに市民・傍聴者が手に取れるパンフレットがありました。議会のことを知ってもらうための小冊子を議員が編集してみるという作業も面白いかなと思ったりします。久しぶりに横須賀市議会のホームページを開いてみました。参考になります。

投稿者 hisaka : 2008年05月21日

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