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2008年05月20日

届く声・・・届かない声?

 今日は午前中は「ストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会」でした。傍聴するつもりが市役所に行けば何かと用事があるので、職員に話を伺ったりしていたら委員会が終わってしまいました。実は、私は午後からも予定があり参加しなかったのですが、毎年恒例の「河川改修促進大会」というのがあり、多摩市議会も参加するために開会時間を早めて、早く終わらせたようでした。この「河川改修促進大会」というのは名前のとおり、河川の整備を都や国に大々的に要望するために地域が一丸となるための会らしいです。すごく仰々しい感じがするのですが、都内自治体全ての議員に呼びかけがあり、一斉に議員が結集するらしく、その場の雰囲気もすごいものがあるらしいです。全時代的に感じてしまうのですけど、やはり災害対策も含めて、このような大会を開催することは意義深いことなのでしょうか・・・・。きっと意味があるからこそ、この時代になっても都内自治体から1000名ほどの議員が結束するのですよね。


 実は今日は夕方にとても興味深い場に参加をさせてもらいました。永山商店街でデイサービスを行っている「もえぎ」の事務所にて、利用者・ご家族の方と職員の方との話し合いに立ち会うことができたのです。「ぜひ、現場を見て欲しい。」そして「現場の声を聞いて欲しい。」ということで、呼びかけをいただきました。私以外にも、永山にお住まいの辻議員、そしてパートナーが介護を受けていると男性数名がおられました。
 「介護の社会化」「介護は社会の仕事」ってお題目に過ぎないという現実を目の当たりにした気がしました。介護に疲れてしまう家族の姿がありました。行き場のない憤りを感じたわけです。認知症が進んで介護度が重くなっていく家族に怒りの矛先を向けたところで何の解決にもならないのが現実。「どうしてあげることができるのだろう。」・・・・答えが見つからないままに現場で抱えている困難について説明を受けました。制度疲労、制度の矛盾が起きていること、私たちのような地域にいる身近な議員が主体的に現場の情報を都や国に届けて欲しいといわれました。

 なので、私は「河川改修促進大会」のことを思い出し、それよりも今、私たち地域の議員で結束して主張すべきことがあるのではないかと帰り道はずっとそのことを考えていたのでした。
 でも、「どれもこれも」・・・・見方立場によって優先順位は異なるわけで、結局は「不必要なものはなし!」全部全部が重要!ってなってしまうのかなあと。優先順位をつけて取捨選択が迫られている時代だとは思うのですが、そう簡単には立ち行かないのでしょうね。声を届ける工夫として・・・・「河川改修大促進会」みたいな手法が有効ならば、介護の現場その他でも同様な取組みができていくのでしょうか?

 

 ところで、市議会のホームページには出前委員会の写真が掲載されています。何となく雰囲気が伝わるかなあと思いますが、やっぱり桜ヶ丘の会場は広くって、空席が目立ちすぎますね。

投稿者 hisaka : 2008年05月20日

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