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2008年05月18日

議会改革は進むか?~出前委員会最終回♪

 昨日は聖蹟桜ヶ丘のヴィータホールにて出前委員会を開催し、3回にわたる市議会初の試みが終了しました。昨日は他市からの来場者も多く、そして行政関係者もいらっしゃいましたが全体では77名の参加者でした。


 何と言っても250人収容できる会場が広すぎて・・・・空席が目立ちました。参加者数としては多摩センター、永山の2会場よりも若干少なめかもしれませんが、会場の規模によってこんなにも印象が変わることを痛感しました。
 今日の出前委員会では報酬額、それに関連して期末手当の在り方について、議会だよりについて、議員の人数を縮減することについて、議会運営については一般質問のあり方について、傍聴者への対応について、常任委員会の活性化について、夜間・土日議会について、傍聴したくなるような告知について、個別課題を取り上げながらも議会の監視機能がきちんと働いているのかについてなどなど多岐にわたるご意見をいただきました。


 個人的に面白く拝聴したのは「こんな議会にしたい!」ではなく「こんな議員になりたい!」とタイトルを変えたほうがいいとのご意見。さすがに私たちは冷や汗、会場からは賛同した拍手・・・という様子でした。「中味のある活動を。」「もっと勉強をすべき。」「専門性を高めるべき。」「議会中の議員の態度が悪すぎる。」などなど。
 また、傍聴をした感想として、もう少し市議会の議場に工夫が欲しいと言うご意見も。傍聴席を高くして前方を見えやすくして欲しいというものもありました。

 「こんな議会」を語る以前に私たち議員の在り方が本当の問われていると言うことなのでしょうね。でも、実は・・・・それについては重々承知をしていて、市民の厳しい指摘やご意見をまずは受け止める覚悟ができているからこその「出前委員会」なんです。

 でも、市民の方の議会を見つめる眼については非常にレベルが高い感じがしました。「行政との緊張関係がなければ政策的な発展はない!」とのご指摘は本当にそのものズバリですね。そしてまた、何と言ってもありがたい意見!・・・・それは議会事務局のことにまでご意見が及んだのです。私たちの活動を支える事務局がいかに重要であるのかを感じ取ってくださる市民の存在は心強い限り。それに対するコメントをしてくださった橋本議員も「議会が出前委員会をやるなど頑張れば頑張るほど事務局の仕事も増えていくのが現状。」と指摘するように、議員の中でも議会事務局の人手不足で「職員の疲労」に対する心配の声があがっているのが事実です。


 さて、他市からの来場者で他市で議員をやっている方からは出前委員会について「多摩市議会は勇気がある。自分のところでもやりたいけれど、なかなか難しくて、素晴らしい。」という趣旨のご発言をいただいたのはありがたい限り。市民にとって、このような取組みは「遅ればせながらの遅すぎる」ものかもしれませんが、他地域からの視点でご意見をいただくと見方を変えていただける部分もありそうですね。「自分たちすばらしい!」と自画自賛をするわけではありませんが、実際に他市議会などから見ると「先進的」であることは間違いがないので。
 さすがに、議員さんだけあり「議会モニター、議会オンブズマン」というご意見をいただいたわけですが、市民の方に対し・・・・議員がどれだけ活動をしているのか、ここの議員の活動についてもしっかりと市民が議員・議会をチェックして欲しい・・・という呼びかけまでしていただけありがたい限り。


 私たちの出前委員会の取組みも「単にやっただけ」で終わらせてはなりません。市民には何らかの期待を持ち帰っていただいたようで、その意味でも私たちの今後の取組みをしっかりと見守り、見届けていただければと思っています。なので、出前委員会が終わったからといって「ホッとしていられない。」ですね。何よりも、議会改革特別委員会のメンバー以外の議員との意識共有を図りながら進めていかなければならないですから。


 一気に理想形を目指すというよりは、議員個々人の意識を相互に確認しあいながら、一歩一歩前進していきたいものです。

投稿者 hisaka : 2008年05月18日

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