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2008年05月16日

明日は出前委員会最終回です♪

 今日は議会改革特別委員会の討議グループ分科会が開催されました。少しだけ傍聴をしたのですが、あとは市内各地へとヒアリングに行ってきました。一般質問を作成しなければならないので、関連した活動をなさっている方にお話を聴くのが一番です。


 短時間の傍聴でしたが、討議グループの分科会も活発に意見交換がなされていて、特に「調査活動」という点については議員個々人のアビリティを高めるということへの言及もありました。既に終了した2回の出前委員会でも「議員が勉強する」「議員が能力を磨く」という個々人のスキルアップに対する要望も多く、私たちが単に地域の要望を伝え届けることではなく、大局的な見地から物事判断していくために必要とされる力をつけていくことの必要性が指摘されていたと思います。個々人の力を結集することで議会全体の総力アップにつながるのはもちろんのことです。
 今日の意見交換では「多摩市議会としての人材育成システムをどうつくりあげるのか」という論点が出されていましたが、一年に一度きりの「議員研修」と称する研修会(予算は10万円)だけでは人材育成をすることは難しい。それをシステム化するというのがまた難しい。会派などに所属をしている議員の場合には先輩後輩の関係が多少なりともあり、そこでいろいろなことを伝授してもらえるわけですが、一人会派の場合には心細さがあるというのは正直なところ。特に、初歩的な議会運営のことであってもわからないことが多いわけですから。

 
 私は市議会としての人材育成システムがどう設計されるのかイメージがつかめないのですが、多摩市議会のイロハみたいな議会運営に関わる部分云々での研修をプログラム化することは可能かと思います。ただ、その前提には議会の運営の在り方にはスタンダードなものもあるかもしれませんが、その時々に対応が図られていくことも多く、決して固定化されていないということです。また、それとは別に「地方自治法を学ぶ」というくらいに大きなレベルになったなら、法改正のあったごとに関連する部分を学ぶということもあるかなとは思います。
 でも、やっぱりそれ以外の部分は個々人の議員さんに委ねられていいのかもしれないと考えていて、どうやって自分磨きをしていくのかにも議員個々人の個性とやり方があるのかなと思います。


 全議員研修という形ではなく、例えば「勉強会」と揶揄されることもありますが、現在、建設環境常任委員会が取組んでいるように一ヶ月に1度ペースで次回のテーマを持ちながら常任委員会を開催していくことで、そこに所属している議員は必然的に知識その他を持たなければならない・・・という状況をつくることも一つのやり方かと思います。議論をするためにはそれなりに知見が必要になり、多少なりとも議員は勉強をしている(これが不十分?!)とは思うので、委員会レベルの活動を活発化することが人材育成システムにはならないかもしれませんが、各議員の問題意識を高めることにつながる場合もあるのかもしれません。

 今日の討議グループは議会事務局のあり方その他と議論を進めていった模様ですが、その他の議論についてはまたあとから議事録を読んで確認をしたいと思います。

 出前委員会@多摩市→☆日程など☆出前委員会は明日の夜が最終回になります。聖蹟桜ヶ丘駅前OPAビル8階です。
 関戸公民館ヴィータホールで19時から21時までです。

投稿者 hisaka : 2008年05月16日

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