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2008年05月13日

スポーツで地域を変える。

 民主党では毎年1度、全国の地方議員が集まり研修会が行われます。今日はそちらに足を運びスポーツジャーナリストの二宮清純さんのお話を伺いました。私は自分自身がスポーツをするということは考えられず、私でもできるスポーツがあればぜひとも参加をしたいと言うくらいに大の苦手で運動音痴!なので、私の中ではスポーツで地域づくりを進めることへのハードルが高いです。でも、今日の話を聞いてなるほどなと思いました。イギリスなどでは老若が共に地域のクラブチームでラグビーをやっている事例(例えば高齢者には配慮をしながらタックルをするとか何とかと体力差は配慮の精神で乗り越えて、とかく楽しむと言うことのようですが)を紹介していただき、沸きにくいイメージも光景として少し浮かびました(もちろんそれとは反対に子どもプレーヤーにも大人の配慮もあるそうです)。
 二宮さんが指摘するところのスポーツで地域を変えていこうとの発想、地域づくりを進めていこうとする提案は頷けるものです。また、「スポーツ」ってもともとは「遊び」を語源にしていているそうですが、日本では「スポーツ=体育」となることが一般的ですね。明治の時代に「スポーツ」という言葉が輸入された際、その和訳を「体育」としたところには、富国強兵論で「兵隊を育てよ!」との当時の為政者の意図を感じるとおっしゃっていましたが、それもあながち外れていなさそう。

 今日は少し気分転換になるような話を聞くことができてよかったです。


 ちなみに、今日の研修では二宮さんの講演に先立っては分科会ごとに分かれ、それぞれ民主党の掲げている政策に関する講義を受けたのですが、私が参加をしたのは「地域主権政策」ということで、地方分権に関するもの。目指す方向としては私と同じだと思いつつですが、「権限・財源」はもちろんのこと「人」についても移譲してもらいたいということ強調したかったですね。福田昭夫、逢坂誠二両衆議院議員共にその認識はお持ちのようでしたが、自治体に権限と財源を移譲したところでそれらを十分に活用しきれる受け皿のある自治体はあるのだろうか?・・・・・・・・ごく少数ではないかと思うものです。地方公務員も数が多すぎる、削減せよ・・・と言われるわけですが、人を減らしスリム化しすぎたところにドッと権限と財源が降ってきたのでは持ちこたえることができません。仕事の範囲、中味を精査してから分権してくれるのであれば、話は別ですが。業務量を見直しせずに人件費の削減をと進めてしまうことで逆に市民サービスが停滞し、劣化しているのは多摩市だけに当てはまることではないはずです。そこをもう少し考えてもらいたいものです。

 話を冒頭に戻して「スポーツで地域を変える。」それは「スポーツを楽しむ」という感性を身につけることが必要ですよね。でも、学校時代の私にとってスポーツは楽しむべき存在ではなく、苦痛なる存在。その意味では学校教育での「スポーツ」を見直してみることも必要かもしれません。

投稿者 hisaka : 2008年05月13日

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