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2008年04月09日

議会改革は進むか?

 議会改革特別委員会の討議グループ分科会が開催されたので傍聴をしました。先般実施をした市民へのアンケートには全部で512名からの回答があったようです。無作為抽出による1500名の市民の方に依頼をしたのですが、3分の1超の方に協力をいただけたことに実はほっとしています。回答数が100にも満たないかもしれない・・・という不安もあったのが事実です。もちろん3分の2の方からは返答がなかったわけで、そこは忘れてはならない部分だと思いますが、ひとまずは結果を公表できる体裁は整いそう。

 今日の会議では委員から活発な意見が出されていましたが、一応?この特別委員会の目的であるところの「議会基本条例制定をめざす」ということについては、積極論、慎重論・・・・そしてどちらかといえば消極論まで、議会全体で考えると温度差がまだまだあるように感じました。すでに特別委員会設置の段階で「議会基本条例を制定することが目的」と考えて発言をする立場、「条例制定をめざすけれどもできない場合もあるのではないか」という慎重な立場、そして「条例を制定しなくても現行の仕組みでも十分やっていけるし、いまさらなぜ条例制定なのか。」という意見まで幅広くあるのが実情です。私自身は「議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会」ということで、頭についている「議会基本条例制定をめざす」という部分に荷の重さを感じるなあと相変わらず思っていて、条例制定ありきよりも、できる部分で議会としての権能を高めていけるような改革を進めるべきだと考えてきました。なので、「慎重論」というところかもしれません。


 意見でも出されていたように「条例を制定しても、使いこなせなかったら意味がない」というのが尤もな話。ま、多摩市議会の運営などについて「仕組み」「システム」を決定するという意味合いでの条例制定は必要かもしれませんが、それを運用しきれる議会や議員になっていかないと厳しいでしょうね。さらには‘まちのルール’として市民にも理解されるものにしていきたいものです。


 いずれにせよ、まだまだ議会全体の世論形成という点では、進めようとしている改革への温度差を解消することが求められそうです。・・・・って言っても「進めようとしている改革」の内容についても議員それぞれの意見が合致しているわけではなく、まだまだ議員間、委員間での問題点・意識の共有を図ることが優先していかねななりません。そのためにはとにかく意見交換を‘じっくり’進めていくことが求められそうで、「急ぎすぎると失敗!」にならないように取組みたいですね。


 何はともあれ宣伝しないと!
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投稿者 hisaka : 2008年04月09日

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