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2008年04月07日

110名の新入生♪

 今日は市内小学校の入学式でした。北諏訪小学校は110名の新入生で市内で一番多かったとか。3クラス編成で36名が1クラス、37名で2クラスということになっています。市内には1学年1クラスしかないところもありますし、それもまた30名以下でのクラス編成しかできないところもある中で、北諏訪小学校はにぎやかな入学式になったのだと思います。人数が多いと、それだけも活気があることは事実。もちろん人数が少なくてもこじんまりとしていて、そこにも良さはあるのだと思いますが。学校全体の規模によって、雰囲気も大きく異なることは想像に難くはありません。
 
 ところでお隣の稲城市、若葉台の小学校は1学年6クラスで1000人を越える学校規模になっていると聞きました。1学年で考えても、北諏訪小学校の倍近くの人数の子どもたちがいるということ・・・・それだけ‘まち’の若さを表しているのだとも思います。思い出してみれば、私も札幌で入学をした1年生のときは6クラスまでありました。多摩に転校してきてたったの3クラスしかなくて子どもなりにびっくりした記憶があります。何となく人数が少ないほうが学校全体行き届いてていねいな対応ができそうな気もするわけですが、こちらも子ども時代の拙い記憶を辿って言えることはクラス数が少ないからと必ずしも行き届いた対応ができるわけでもないということです。

 私の小学生時代とは時代環境や状況も全く異なっていることは事実で、当時と今とでは教師の忙しさなども質・量ともに様変わりしていることは確かです。でも、クラス数で一概に子どもたちへの対応が異なるとは言えない部分もありそうですね。ただ、物理的な1クラスの適正な人数というのはあるような気もしますし、民主党も30人学級を主張していますが、それにしても「明確な根拠をデータで示せ」と言われると論拠に乏しい部分があるのが弱いところです。とは言え、先生にとってベストな状態であれば、それは子どもたちにとってもベストにつながるはずで、そこは「教員にとっての」を基本に考えても間違ってはいないようにも思います。「30人規模がちょうどいい」・・・・教える立場、クラスをまとめる立場の意見は大事だと感じます。教育の専門家でもない部外者が言っても、やっぱり説得力に欠けるのかもしれませんが。

 いずれにせよ、最終的にはその学校、その学年の先生の「教師力」みたいなものに帰する部分が大きくなるのだと考えます。子どもたちにとっても親にとっても、先生とのめぐり合わせの部分が大きいとも言えるのかもしれません。そこから考えるなら、どの学校に通ってもどのクラスになっても・・・・「公教育」である限り一定の質を担保し、維持していくことが必要で、そのために必要な教員の資質を揃えておけるようにしなければなりませんね。まあ、そこが最も難しく、最大の課題になっていて、「教員免許更新」とかの制度改正にもつながっているのだと思います。しかし、効果を検証することもまた非常に困難極めるような気がするのですが。とりあえず、今後の行方を見守りつつ、多摩市教育委員会としてできることを進めることが必要です。

投稿者 hisaka : 2008年04月07日

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