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2008年03月26日

3月定例会 議会運営委員会

 議会運営委員会で明後日、最終日の議事日程の確定が行われました。何と言っても、来年度予算一般会計については修正案の提出が予定されており、挙手を間違えないようにしなければならないのです。

 実は、先般の予算特別委員会においては・・・・若干・・・・違和感のある挙手が行われた場面がありました。


 というのは、予算の組替え動議と2つの修正案が出たのですが、いずれも可決されず、最終的には「原案」に戻って、改めて採決が行われたのでした。修正案が可決されていないわけで、私は当然ながら、「原案」に戻っても挙手する人(賛成)はいないと思っていました。ところが、何と、私が提案者の一人として名前を連ねた修正案とは別の修正案の提出者全員が「原案」そのものに挙手をしたのでした。
 修正案が可決もされていないのに、なぜ「原案」に賛成しているのか・・・・・?とても不思議だったわけですが、どちらにしても予算特別委員会で「原案は否決」という結果になったことは周知の事実ですね。

 明後日は予算特別委員会の結果を裏切る喜ばしい結論が待っているためか、市役所内はとっても落ち着いた雰囲気で、年度末と年度始めに向けて着々と準備が進んでいるようです。何よりも組織改正が行われますし、庁内レイアウトの変更も行われます。(庁内レイアウトの変更とは例えば教育委員会が新しく完成するプレハブ建物に移動したりします。)
 市長は副市長一人体制にて円滑な組織運営を行うべく戦略を練り上げていることでしょうし。しかし、「副市長二人」にはこだわり続けるとの話も伝え聞いているので、次なる人材発掘をしているのかもしれませんね。議案提出をしたものの、議会の同意を得られる見込みがないとのことで取り下げになった人物は「某大手銀行」の出身者だったのですが、市長自らが頭取に頭を下げて人選をお願いしたという話も伺っています。

 いずれにしても3月定例会は歯車がかみ合っているようでかみ合っていない、市長と市議会との関係を如実に表しつつあるのだと思っています。市長は市議会に対し常に「切磋琢磨の関係を」と求めているようですが、市議会は必ずしもそのような意向で市長と向き合っているわけではありません。切磋琢磨の関係は「信頼関係」の上に成立するものであると考えるからです。


 さて、残念話題を一つ。


 実は今日の議会運営委員会では先般の総務常任委員会で継続審査になっていた陳情の取下げがあったとの報告を受けました。陳情者の方が取下げをされた限り、議会が引き止め工作をするようなことはありませんが、「なぜ、取り下げたのか。」を綴ったその理由を読むと議員としては非常に複雑な心境に陥るものでした。端的に言えば「市議会に対する不信感」だからです。陳情の審査について、意見交換を休憩中に行っている様子(これは議事録に残らない)などへの疑義を抱いたことなどが綴られていました。

 
 これは市議会として重く受け止めなければならないことだと感じているところです。「何で取り下げるのか意味不明。」とせせら笑うのではなく、議会改革の優先課題にしていくべき点を市民が示したと受け止めたいと思います。

 明後日の最終日が終わるまで、まだまだホッとはできません。


 

投稿者 hisaka : 2008年03月26日

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