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2008年03月21日

3月定例会 ストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会

 今日は議論の途中から傍聴をしたのですが、ちょうど「やまばとホール」について意見交換をしていた最中でした。やまばとホールは老朽化が進んでおり、あの建物内に併設されていた図書館は既に引越し、それ以外のところも新たなプレハブ建物の完成で別の場所に移動する予定になっています。

 つまり、あの建物全体は取り壊しの運命なんだろうな・・・・


 と私は薄々思っていますが、おそらく補修など改修工事、ホール機能にしても設備を一新して対応しなければ「使える施設」にはならないのが事実です。でも、やまばとホールは定員約550名とその規模がちょうど使い勝手よく、使いやすい施設。ベルブホールやヴィータホールもしくはパルテノン多摩のホールとは違う強みかもしれませんね。


 そこで、昨日の委員会での議論も結局は「残すべき」と強固に主張する委員と「状況を考えれば、廃止せざるを得ないのではないか」と考える委員の意見が真っ二つに。委員会として結論を一本化すべく、委員長が議論をまとめようと骨を折っている横から・・・・「○×△でいくなら、△しかないよ」なんていう両論併記を主張するような意見も。


 傍聴席では苦笑・・・・・・・・・・。


 「そりゃあ・・・・廃止しないでいけたらそれに越したことはない。」


 そうできるなら、誰しもがそうしたいけれど、そうもいかないからわざわざ特別委員会まで設置をして、公共施設のあり方そのものを考え直そう、見直そうとしているはずなのに。

 得てして・・・・・議会は行政の後追いをするだけのことが多いことに憂慮している委員長は「議会としてしっかりと考えて、改革をリードしていきたい。」と考えているようですが、そうも行かないというか・・・委員同士の見解はすれ違ったままで平行線で進んでいくような暗雲が立ち込めてしまい傍聴席の私まで何だかためいき。

 この特別委員会と平行して議会改革特別委員会が開催されているわけで、まさに議会改革というのは「議会としてきちんと議論をし、とりまとめていこう。」というのを目指すはずなのになあと。議会が一枚岩にならなければ、一番都合がいいのは市長なのに。議員がそれぞれに主張を少しずつ譲歩しあいながら、よりよい方向性を見出していくことが大事なはずなのに。


 どうやら「改革」というのは・・・いつも言葉だけが上滑りするらしい。

投稿者 hisaka : 2008年03月21日

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