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2008年03月06日

3月定例会 休会

 明日から予算特別委員会。今日は明日以降のための準備日として一日休会でした。議会だけでなく職員も大変な思いで3月議会に臨んでいると思います。予算書(案)の配布は議案の配布と同じで定例会の一週間前(というか予算も議案なので)。その後、議員は数日のうちにざっと予算書に目を通し、審議するために必要な資料類を請求。それを受けて、行政側は1週間ぐらいで資料を準備して、議員に配布されるのが昨日のこと。休日返上で資料作成をしている職員もいるとか。議員は昨日にようやく配布された資料に今日一日でまたざっと目を通し、予算審議に向けて準備をするというわけです。

 資料が届くまでに時間がかかりすぎている・・・という意見もありますが、まあ、そこは仕方がないことと思います。むしろ、時間が限られている中で、「自転車操業」のように審議が進んでいくことのほうが問題ではないかと私は感じてしまいます。おそらく、いつの時代も今と同様に進んできたんだろうと理解しています。

 
 さて、明日からの予算特別委員会ですが、全体的な方向性を尋ねる「総括的質疑」から始まって、歳入、歳出の順番で質疑が進みます。予算特別委員会は来週の13日までになります。持ち時間は議員一人30分の会派プール制なので民主党TAMAの場合は90分です。その時間で十分に質疑しきるかといえば正直‘否’。それは私たちの会派のみならず、それぞれ議員が「発言時間30分」について‘不十分’を感じていると思います。そこで、ここは議会改革の課題でも優先すべきところだと感じています。先に書いた資料請求のあり方なども合わせ改善できる点は大いにあるでしょうね。そもそも資料を請求しなくても事前に情報が手に入れられる状態をつくることも必要だと思います。毎年毎年求められる資料については、予め公表しておくなど・・・何らかの対応策はありそうです。予算の問題については、内容を吟味して議会として修正案を作成するなどなど、もう少しやりようがあるのではないか・・・・と思いますし。一年間の税金の使い道を決定する予算審議は何よりも大事な場ではないかと考えています。個人的には議員の一般質問よりも重要だと感じるのですが。


 ところで、市長は施政方針で来年度を「私は、平成20年度を『私たちのまちの夢の実現に向け、市民とともに歩む年度』と位置づけ」としています。今年までは「一つには、子育て・教育に対するきめ細やかな途切れのない支援、二つ目には、一人ひとりの健康づくりに取り組むための全庁あげての健康まちづくり、食育計画の策定、三つ目には、明日の活力あるまちづくりを見据えた企業誘致奨励措置制度による企業立地の促進、四つ目には、まったなしのごみ減量への取組み、将来に亘って緑豊かな環境づくりのための緑地の確保・保全などを進め、「私たちのまちの夢」を形にしてまいりました。」ということなんですが、私は「私たちのまちの夢の実現」というのがよくわからないのです。施政方針のしめくくりでも「将来にツケを回すことなく、誰もが希望をもって安心して住み続けることができる多摩市を目指し、市民本位のまちづくりを進め、私たちのまちの夢の実現に向け、市民の皆さんとともに謙虚に、誠実に、信念をもって歩んでいく所存です。」となっていますが・・・・。


 「私たちのまちの夢」って?・・・・予算の審議の中で明らかにされていくのでしょうか?


 「私たちのまちの夢」ではなく、市長が多摩市をどうしていきたいのか・・・という「夢」の部分をもっと率直に語るほうがわかりやすいと思っていますが、「多摩市の強みは市民の皆さんの力です。これまでの市民協働の取り組みと蓄積された市民の力、地域の力を生かし、市民、団体、事業者、行政など多様な主体が、対等な立場で役割を分担しながら、ともに知恵を出し合い、汗をかき、課題解決に取り組む「新たな支え合いの仕組み」を着実に構築してまいります。 」という市長の考え方を踏まえれば、自らの「夢」を積極的に語るのは馴染まないと決めているのかもしれません。でも、千差万別に描かれている市民の「夢」をとりまとめ体現しているのが市長だとすれば、私は遠慮することも、臆することもなく市長には自らが主体的に描く「夢」を述べてもらいたいものです。


 思うままに縷々書いてきましたが、明日からの予算特別委員会・・・・消化不良にならないように取組みます。

投稿者 hisaka : 2008年03月06日

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