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2008年02月29日

3月定例会 一般質問4日目

 今日は発言順が一番最後だったこともあり、私よりも前に発言をした4人と行政側のやりとりについては半分以上が上の空な一日でした。


 さて、今日の質問は年間を通して、嫌がられるぐらいしつこく後追いしてきた「ひまわり教室」の改革の方向を見定めるつもりだったのですが、残念ながら私にとってはおぼろげに?しか方針が見えてこなかったので、さらに嫌われること覚悟で次回の定例会にも引き続き質問をしなければならなくなってしまいました。私としても本日の質問で一年間の集大成を図るつもりだったのに。


 というのも、既にお蔵入りしてしまった?行財政診断白書では「ひまわり教室」の運営主体についても、よりよい方法や形態を考えていくべきとの指摘がされていました。つまり、現状の直営方式による運営を続けていてもいいのかが問われていたのですが、今日でその方向性を確定できることを期待していました。


 しかし、今日の答弁では、「直営方式でやっていくとは限らない。」という意向が示されたのみ。この答弁は「直営方式以外の方法を考えている。」と受け止められるものと言えますが、しかし確定事項ではなく、「今後については詳細を詰めていき、なるべく早い段階で方針を決定したい。」と言うのです。


 ・・・・私としては行財政診断白書以来の4年間あまりに一体何をしてきたのかがいささか疑問。少し譲歩して、そこは目をつぶるとしても、やはり「詳細な詰め」をし終える段階、方針が確定する時期を明確にして欲しかったとは思います。もちろんその時期を明確にしきれなかったことは追求不足かもしれませんが、「いち早く決定すべき。」ですし、そうしなければならないと考えています。


 と言うのも、仮にも「ひまわり教室」」が教育センター内に移転する2009年(平成21年)の4月を目指して運営形態を変更するともなれば、残すところあと1年余り。それまでにクリアしなければならないハードルがいくつか存在するのです。
 まず、大事なこととしては、現在「ひまわり教室」に通園している子どもや保護者たちの不安の解消です。「民営化」という響きには絶えず不安心理が付き纏います。しかし、行政がやっているからサービスの内容・質が高いとは限らず、民間の力を導入するほうがよりよいサービスが提供されると想定されるものも少なくありません。
 そこで、行政に求められるのは説明責任。民営化をする理由を説明し、市民の理解と納得を得ていかなければなりません。そのためには一定の時間が必要です。そこには当然ながら「よりよいサービス」が存在していることは不可欠な条件です。
 さらに、現在の「ひまわり教室」を支えているスタッフですが、実はその多くは非正規雇用の職員。次の課題は、スタッフの身分保障をどうしていくのかということです。ここにも丁寧な合意形成が必要だと思われます。

 最低限以上の二つの事項をクリアした上で、民営化方針が確定して初めて委託事業者の選定問題が浮上します。委託事業者の選定方法の問題もあり、そしてまた民間委託する場合にも現在の体制をスムーズに移行させるための準備期間が必要になります。そう考えると少なくとも秋口には事業者の決定・・・・という段取りになります。

 つまり、残すところのあと一年間・・・・そうのんびりはしていられないでしょう。そこで、早急に今後の運営体制を確定して欲しいと考えています。まずは、ここを決めなければ次のステップに進めない感じ。次回、6月定例会までに決定するでしょうか?決定してもらうように促していきたいと思っています。「ひまわり教室」の改革がよりよい方向になるようにフォローしていきます。

 その他、今日の質問では・・・・・次なる課題として取組んでいきたい「教育委員会改革」の触りの部分で意見だけ述べておきましたが、やはり教育委員長が議会に出席することを求めていこうと思います。ここは多摩市教育委員会の真価が問われるところになると考えているからです。元鳥取県知事の片山善博氏はある本の中で「教育長から教育委員長に『大政奉還』すべき」と述べているのですが、まさに形骸化されているとの指摘が多い教育委員会がその批判を克服するためにも教育委員長の在り方が見直される必要もあるのでしょう。

 それにしても市政の課題は山積み。いつまでたっても山は崩れることなく、課題は次々と見えてくるとも言えますが、とかく一つずつきちんと形をつけていきたいものです。そのために一般質問の時間を有効に使っていきたいですね。相変わらず「35分の発言時間で50分に相当する分量をしゃべってしまう」癖を是正していきながら・・・・(早口すぎるってことです)。

投稿者 hisaka : 2008年02月29日

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