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2008年02月27日

3月定例会 一般質問2日目

 毎定例会ごと必ず出てくるのが高齢者問題。今日も高齢者施策に対する質問が続きました。やはり、急速な高齢化に対し、どう行財政運営の舵取りをしていくのかも課題。「将来にツケを回さない」という視点がどのように反映されるのか気になるところです。

 昨日に引き続きの話題で、同じ会派の篠塚議員の質問では公共施設の維持補修など管理については計画通りに行われていないことがますます明らかにされた感じです。さらに、これを計画通りに行おうとするとあっという間に基金は底をつくことも指摘され、それへの回答は「そうならないように進めていく。」(当然のことだけれど)ということで終始。もちろん今も(過去も)努力はし続けてきたとの話です。

 特に、「将来への負担軽減」という視点からは、公債費(借金)を順調に減らしてきたことを一つの成果に捉えているようでした。確かにそこは否定することもできない紛れもない事実。しかしながら、今年度よりも約17.7億円ほど増額して提案される来年度予算ですが、その増額要因といえば市債(新たな借金)によるもの。今年度は約5.5億円だったものが来年度は約16.4億円分も起債をする予定、つまりは比較をすれば今年よりも約10.9億円多く借金をしようとしているわけで、そのことが来年度一般会計予算の増額に大きく貢献していることになるのです。このあたりは3月7日から始まる予算特別委員会でも話題になることかもしれません。


 ところで、公明党の今井議員が高齢者の力を地域に生かす仕組みとして南足柄市のシルバー人材センターの取組みを紹介されていました。高齢者の力を子育てに生かす「ばーば倶楽部」という事業です。在宅で子育てをしている人たちにとって意義ある事業とのことでした。もちろん、公費補助をして運営しているようでしたが、高齢者にとっても子どもにとっても保護者にとってもHAPPY!ということになるのでしょう。
 私自身はその事業を真っ向から否定するものでもありませんが、やはり在宅育児をサポートできる仕組みとして生かしたいのは地域資源としての保育園。今でも子育て相談その他を実施している園もありますが、もっと地域の子育て拠点として活用できる可能性があると考えています。


 あわせて最近気になった子育てに関する話題。品川区では公立保育園で入園予約制度というのをスタートさせるそうです。実際には130人から140人の枠内になるようですが、本格実施される今度の6月以降の状況を追っていきたいと考えています。


 
 明日は「犯罪被害者支援条例制定について」の質問に注目。早ければこの定例会で「(仮称)多摩市犯罪のない安全なまちづくり条例」が提案されるはずだったのですが・・・・・。さまざまな意見に押されて、少し遅れている模様。こちらも今後の行方も気になるところです。

投稿者 hisaka : 2008年02月27日

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