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2008年02月26日

3月定例会初日 市長の施政方針・一般質問

 「議会との切磋琢磨」とは局所局所で市長が繰り返し述べることです。市長は‘切磋琢磨’という表現がお気に入りなのだと勝手に理解をしています。でも、今年の施政方針の中には‘切磋琢磨’は使われていませんでした。
 施政方針の締めくくりは

「将来にツケを回すことなく、誰もが希望をもって安心して住み続けることができる多摩市を目指し、市民本位のまちづくりを進め、私たちのまちの夢の実現に向け、市民の皆さんとともに謙虚に、誠実に、信念をもって歩んでいく所存です。」
ということでした。将来にツケを回さない。市長の言うところの「将来」というのは一体いつまでの将来なのでしょうか?

 今日の一般質問でも公共施設の縮減に対する考え方、あわせて進めなければならない維持管理に対する質問がありましたが、やっぱりすっきり目が覚めるような答弁はなく・・・・「資産活用はしていく。」という方針が示されるに留まりました。その「資産活用」の内容はほとんど具体的にはなっていないので。例えば・・・・売却・賃貸も資産活用・・・・でも、、、、、、市民が大いに利用することもある意味では資産活用だったりして?

 おそらく今日の質問では「売却・賃貸」など「歳入確保」に貢献する意味で「資産活用」と言われていたと思います。ここはまさに市長の施政方針の最後の言葉。「市議会並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。 」となるのかもしれません。議会でも「ストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会」が開催されていますが、この特別委員会でも本格的に公共施設の縮減の検討に踏み込む段階に来ています。 
 とりあえず、現状の分析はこちら・・・・‘客観的なデータ集’=施設白書
 議会がこの白書を踏まえ、さらにどのような議論を進めていくのかも注目されます。これぞまさに私たちが目指す議員どうしの喧々諤々の議論と合意形成に基づいた決定・・・・「議論できる議会へ」の試金石になる???


 
 確かに一般質問で市長の考え方を尋ねたり、質したりすることも必要だと思います。今の議会運営上では「市長vs議員」のやりとりに重きが置かれるようになっていて、議員の晴れ舞台=一般質問という感じなのですが、それよりももっとやらねばならないことがありそう。議員同士の議論、議会としての結論が両論併記ではなく出せるようにしていきたいものです。


 ところで、議会では無作為抽出により1500名の市民の方にアンケートの実施を行います。アンケートの返戻数や回答内容により、市民から議会への関心度も量れるだろうと思っているのですが。

投稿者 hisaka : 2008年02月26日

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