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2008年02月25日

明日から定例会です。

 今年の第一回定例会は明日からスタートです。それに先立って昨日は議会前の市民との意見交換会を行いました。予想通り・・・・?少人数での開催になりましたが、新しい参加者の方もあり、密度の濃い意見交換をすることができました。
 
 特に予算内容を中心に話を進めたのですが、多摩センター駅の北口側に整備が予定され、着々準備が進もうとしているペデストリアンデッキ計画については「必要性の優先順位が低い。」ということ、そしてまた「仮に、国や東京都の補助金を活用して工事を行うにしても市民の税金。」という観点からも、疑問の声が出たのは言うまでもありません。市民感覚というか生活者感覚で判断してもらいたいという意見をいただきました。やはりこのあたりは慎重に予算審議において判断する必要があると思った次第です。
 また、多摩市は財政的にはまだまだ豊かで恵まれた自治体で、「今ならまだ間に合う」という視点で行財政改革を実行し、健全な財政運営を行っているかのように説明がされているものの、実際には将来、未来に向けての貯え(基金)で言えば今年度末の残高は約98億円です。さらに来年度の残高見込みが約88億円にまで減る予定です。・・・・・なんと多摩地域26市の平均は約100億円だとの話。それを下回るわけです。


 ちなみに多摩市の来年度予算案の概要では、‘たくま’ちゃん(予算案概要に出てくるキャラクター)が「市民ひとりあたりで比べれば平均額くらいではないかと推測しているんですが。学校や公共施設が一斉に古くなっているのでその対応とか、扶助費が増えているとか、決して無駄使いしているのではないのですけど・・・・とにかく油断できない状況なので、公共施設の配置を見直すとか、毎年かかるお金(経常経費)を本当に最小限にするとか、これからもっともっと工夫して、できるだけ貯金が減らないようにがんばりたいです。」というコメントしています。


 このコメントから考えたら、いわゆるハコモノの建設事業を新たに着手する時期ではないように思えてなりません。「橋(ペデストリアンデッキ)については、一度建設されれば、維持管理費用はそれほどかからない。」・・・という説明も受けてみたものの、いずれ老朽化するし、いずれメンテナンスは必要です。そう考えても多摩センター北口から、モノレールの橋脚に沿うようにペデストリアンデッキを架けるとの計画・・・・「昔から計画があった。」・・・・・「昭和56年」の頃の駅前再開発計画以来のものとは言え、やはり時代にあって考える必要があるように思うのは私だけでしょうか。

 また、もう一つの話題としては「副市長二人制」のことがありました。今回新たな人事提案が行われるわけですが、こちらについては「二人制云々を論じるよりも、新たに提案された人材が即戦力になるのかどうかで判断して欲しい。」というご意見をいただきました。これについてもまた慎重な判断を進めていきたいと思います。

 ここ一年間ほど実施をしてきた議会前と議会後に開催する市民との情報・意見交換会。主催者側としてはもう少し人数を増やし、多くの方に集まっていただきたいと思うわけですが、参加者は規模的には10名弱で意見交換が十分にできるような参加者が消化不良にならず、何か発言できるような場にしてもらいたいという希望がありました。
 そしてまた、初めての参加者からは「議員も私たち市民と変わらないんだな。」と思った。「いい意味で、私たちと同じようなレベルで物を考えているんだとわかった。」「とても議員が身近になった。」という感想をいただきました。次回もまた新しい参加者が増えるように、、、そしてまたリピーターが増えますように。

 市長にも市議会にも問われているのは説明責任。市民にはまだまだ十分な情報が届いていないのだと思います。市民の判断と選択が仰げるように・・・・市民が判断し、選択できるように。そのためには自分自身の考え方を述べつつも、状況が的確に伝わるようにしていきたいものですね。

投稿者 hisaka : 2008年02月25日

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