« 議会で答弁する人は? | メイン | どうして会派を組むのか? »

2008年02月19日

自分たちで処方箋をつくる。

 先日の全議員研修を受け、明日は議会改革特別委員会が開催されます。それに先立ち、特別委員会の委員長と議会運営委員会の委員長、そして私(特別委員会の副委員長)の3名+議会事務局長で打合せをしました。

 実は、全議員研修では議長から議員に宿題がありました。昨日が締切だったのですが、感想や意見を各人が書くというものです。昨日の段階でほぼ全員分出揃っていたのにはびっくり。議長も「できる限りご協力を。」という婉曲的な呼びかけで、強制のニュアンスではなかったので、もしかすると提出しない人もいるかもしれないなあと私は個人的考えていたので。


 さて、明日は議員それぞれが提出した感想や意見をもとに特別委員会での議論を進めていくことになりました。不思議なもので個性豊かで価値観もばらばらな議員たちですが、案外同じ方向を目指しているのだと思います。「議会での議論を深める。」というあたりでは決して否定をする人はいないですし、その必要性も感じているようです。ただ、議論を深めて「第三の道を探る」ことができるのかどうかは別の話。まるでディベート大会のように、相手の論理をつぶすことしか考えずに議論をする人もいないわけではありませんので。
 
 「議会の調査能力を高める」「議会の専門性を研く」「議論する議会に変える」などなど・・・・実は言うは易し?!


 それでも各議員が自分の考え方を書面で残してしまった(?)意味はとても大きいでしょう。「書面主義」ってどんな場面でもとても重要ですね。


 明日の特別委員会では全員から提出されたものをそのままコピーして配布することになりますが、会派ごとで会派の単位で意見表明をするのではなく、個々人の意見がそのまま他の議員に明らかにされるような手法もまた新しいように感じます。
 色々な表現で議会改革を述べている議員もいますが、何はさておき「議員の自己改革」「議員の意識改革」「議員が変わらなければ議会改革は無意味」といストレートな意見が改革の力になっていくように思います。


 議会改革の処方箋づくりとは議員個々人が自らの処方箋をつくるということ他ならないと考えています。年齢を重ねるとなかなか融通が利かないという場合もありますが、ここは頭をやわらかくして取組んでいくことが必要ですね。まさに「□な頭を○に」してが求められます。まだまだ最終的な到達点に辿りつくまでには時間がかかりそうです。

投稿者 hisaka : 2008年02月19日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1661