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2008年02月06日

東京都の予算その②

 今日は民主党の地方議員で東京都の予算について説明を受けました。以前の説明では未定だと説明をされた一般会計内「復活予算200億円」の中味も明らかになりました。

 復活予算は下記の通り。○区市町村の振興7,060百万円○福祉・保健・医療の充実3,692百万円○商店街の活性化1,050百万円○都市基盤の整備6,790百万円○教育の充実1,388百万円○地域力の向上20百万円。

 東京都の予算は「百万円」の単位で表記されるので、「千円」の単位で表記される多摩市の予算に見慣れている私は・・・実は数字を見るのに結構あたふたしてしまいます。


 復活予算の特徴はひと目見るとわかります。大きいのは「区市町村の振興」と「都市基盤の整備」のところ。区市町村の振興については詳細わからないわけですが、都市基盤の整備については市町村の実施する土木事業への補助、道路の路面補修や道路整備、歩道の整備、交差点の改良、無電柱化など。いわゆる土木系公共事業に復活予算が認められています。必要な事業ではあるけれど、優先順位的にはさほど高いとはいえない事業が「復活予算」に該当してくるものなのでしょうね。どうしても必須の事業であれば復活前に予算化されるはずですので・・・・・。


 というわけで、「商店街の活性化」については「新・元気を出せ!商店街事業」には10億円の復活で、合計25億円の計上しています。東京都はこの事業にどんな評価をしているのでしょうね。ちなみに東京都補助金に各市区町村の補助金を加える形で事業展開されるので、それをあわせて考えると金額的にはもっと大きなものとなります。ちなみに多摩市の要綱はこちら。商店街への活性化事業が不必要と言っているわけではありませんが、多摩市の場合にはどうしても「?」がついてしまう。この補助事業に対し、多摩市の議会では「それほどの評価」ではないのですが、それは多摩市に限っただけの話なのでしょうか?私の頭は東京都の予算規模についていけないので10億円の復活と言うのは都にとっては微々たるものなのかもしれませんが、大金が使われているのだなと感じます。それだけこの事業に対する期待値があるということですよね。(とは言え、オリンピックのためには毎年1,000億円積立しているのと比較もしてしまう。)


 ところで「復活予算」と言うのは聞くところによると議会サイドとのやりとりによって決まる部分が多いそうで、その内容を見ると議会(都議会議員)の趣向?が何となく感じられるものとも言えるのかも。私としては「多摩市のために復活したものはどちらになりますか?」と具体的に聞きたい気がしましたけど・・・・・そんなことを質問したら場違いになりそうだったので、また場を改めて情報を得たいなと考えています。

投稿者 hisaka : 2008年02月06日

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