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2008年01月10日

議員研修のつくりかた

 ここ2日間・・・・珍しく風邪を引いてダウンしています。しかし、何とか今日は午後からの打合せに参加しました。今日の打合せの内容は「議員研修」について。

 従来であれば、予算10万円(謝礼。但し、交通費込)で講師を招き、講演をしてもらうだけでしたが、今年度の場合には「自分たちにとって本当に必要で役立つ研修にする。」という目的意識を明確にし、研修を実施する運びです。

 ・・・・・・って、もちろん従来の研修も決して役立たないものと言い切ることは適切ではないというか、言い過ぎになりますけど。少なくとも従来型で「座学」に終わってしまうのでは予算10万円が生かせない、もったいないと考える人が大勢を占めていたことは間違いない事実と考えています(私の思い過ごし?)。


 そこで、今日は‘より’意義のある研修をつくるための第一回目の打合せをしました。打合せのメンバーは議長、議会運営委員会の委員長と副委員長、議会改革特別委員会の委員長と副委員長(私)、あと議会事務局長、次長。
 共通認識としては、議員研修を通じて、現在進めている「議会改革」という課題に対し、議員全員の意識の共有化を図っていきたいということ。議会改革に対する各議員の意識にはまだまだ温度差があるのが実情。その温度差を埋めていくために研修を活用したいと考えています。


 実は、議会運営委員会で視察をした伊賀市では議会基本条例が制定されたとき、「全会一致」ではありませんでした。議長以下・・・「議会基本条例」に対し熱意のあった議員が多数派になり可決したと言うのが経過でした。しかし、多摩市議会では議会の改革については全議員の足並みを揃えていきたい、仮に議会基本条例の制定を行う場合には「全会一致」で可決されるように事を運びたいと考える人が多いようです。私は必ずしも「全会一致」にこだわる必要もないと考えていますが、議員間におかしな軋轢が生じるよりはゆるやかにでも全員一致で足並み揃えていくほうが望ましいのかもしれませんね。

 全員一致といえば、今回・・・・変更することが出来なかったのは「市民の傍聴を認める」という点。議会運営委員会は合議制なので、一人でも反対をすれば「従来どおり」になってしまいます。「市民に傍聴をさせてもいいのではないか。」という意見が多数派を占めましたが、結果は「見解不一致」。残念。・・・・でも合議制と言うのは決まるまでには苦労がいりますが、一旦「見解一致」を見れば、あとは「文句なし」で物事が運ぶ点は優れていると感じます。

 結局のところ、今日の打合せでは、午前中に「議会改革」をテーマにした講演と質疑応答、午後からは講師がコーディネーターになり、議会運営委員会、議会改革特別委員会それぞれの委員長がパネラーになり、問題提起を含めたディスカッションをした後に議員全員で意見交換をすることまで決定しました。従来は半日研修でたいてい午後の眠たい時間に講演・質疑応答で終了していたので、そこから考えるとかなり改良されたと思います。午後の研修で講演会を聞くことほど酷なことはありませんから・・・・。


 ここまでは決まりましたが、議員全員の意見交換っていうのがなかなか難しそう。26人が口々に意見を言うとなれば、議員=「決して話し嫌いではない」というわけで、意見交換にはならずに幕を閉じてしまいそうですね。打合せの中で議員全員での意見交換?????いまいち私自身はイメージが掴めなかったのですが、何はともあれ、新たな試みで研修を実施していこうとするチャレンジ精神があるだけでも多摩市議会は捨てたものじゃない!なんて思ってしまいます。これはちょっと手前味噌過ぎますか?


 本当は市民の方々にも傍聴していただきたいと考えますが、既に「傍聴はなし」と決定済みであることが残念。

投稿者 hisaka : 2008年01月10日

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