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2008年01月31日

常任委員会のあり方は?

 1月はあっという間に最終日。時間が経つのが最近とても早く感じます。今日は午前中に議会運営委員会がありました。議題は「組織改正に伴う委員会条例の改正について」。


 今度の4月から市役所の組織の改正が実施されます。大きくは環境部と生涯学習部が廃止され、(市長曰く)スリム化しますが、それ以外にも課レベルなどで整理統合されるところもあります。それに伴って議会における常任委員会それぞれの所管事項を見直す必要があるのではないか?というのが今日の議題です。

 いろいろ意見交換はしたものの、結局は「『議会』は『議会』として考えていけばいい。」というのが結論に。と言うのも、「行政の組織改正に伴う」という前提はさておき、常任委員会の見直しは議会改革でも一つの課題になっているからです。
 例えば、4つの常任委員会の仕事量のバランス。常任委員会は概ね「部」に対応して担当事項が決まっています。私の所属している文教常任委員会は主には「教育委員会」を担当しています。そこで担当事項がとてもコンパクトにまとまっています。しかし、「健康福祉部」「子ども青少年部」「くらしと文化部」を担当している厚生産業常任委員会のボリュームは比較にはならないほど膨大。そういう部分を是正していくことの必要性は以前から指摘されています。

 
 今回の組織改正を見ても、さらに「くらしと文化部」は重量オーバーという感じ。「環境の時代」のその先読みをしてか「環境部」を解体してしまった市長は、「ごみ部門」を「くらしと文化部」に。先細りなところで‘THE END’とピリオドを打った「生涯学習部」の「文化・スポーツ部門」も「くらしと文化部」に。つまり、自然と厚生産業常任委員会は市長のスリム化によって驚異的にボリュームが増えることになるわけです。

 しかし、そうなってしまうと厚生産業常任委員会の運営そのものにも支障をきたす恐れもありますね。消化不良を起こしそう!そこは議会としても避けなければならないところ。改めて4つの常任委員会の再編成を考える必要が出てきました。ですので、「『議会』は『議会』として考えましょう。」としごくご尤もなご意見により今日の委員会は幕を閉じ、常任委員会のあり方については議会人事の一斉改正時期である来年4月を見据え、検討を進めることとなりました。


 ・・・・・それにしても「くらしと文化部」はブクブクの太りすぎ。市長は「環境部」「生涯学習部」の2つの部を整理したことで組織のスリム化と主張するのかもしれませんが、「外見磨くことも必要だけれど中味は?」って私は今でもそう思ってしまいます。

 ところで・・・最近とっても気になっていることは3月定例会で提案されるだろう副市長の人事案件。副市長二人制に疑問を持つ議員も多い中、任期切れを迎える一ポストの取り扱いをどうするのでしょうか?どうせスリム化をするならば、副市長を一人にして、「環境部」を残すとか、「くらしと文化部」を二つに分けるとか、別の対応ができるような気がするのは私だけかしら?

投稿者 hisaka : 2008年01月31日

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