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2008年01月24日

続・まず、取組めることはなにか?

 行きつ戻りつの議論をジリジリと進めている議会改革特別委員会(略称?)です。ちょうど一週間ぶりの開催です。

 今日はまず、3月に予定している市民アンケートの内容について意見交換をしました。これは無作為抽出の市民1,500名に協力をいただく予定になっているものです。アンケートの目的は「市民の市議会に対する意識を調査士、特別委員会の参考資料にするため」としています。実際のアンケート内容、質問項目については京丹後市や伊賀市から学びました。両市ともすでに議会基本条例を制定していますが、その過程ではアンケートを行っています。

 市民が望む議会改革としては真っ先に議員報酬や議員定数のことがあげられるように思います。実際にアンケートを取ったとして、その要望は大きいはずです。もちろん方向としては「減らす」となるでしょう。しかし、地方議会の重要性や期待されている役割を考えるならば議員報酬、議員定数とも安易に減らしていいのかどうか・・・・報酬や定数を減らすことが議会改革の本筋であるのかどうかについて議論を挑める議員や議会をつくっていかねばならないと考えています。定数を減らすと言うことはどういうことを意味するのか、報酬を減らすことはどうなのか・・・・・その上で市民が望んでいる議会像を描き出すことが必要なことと考えています。

 アンケートの必要性にも賛否がありそうですが、議会としてこのようなアンケートを実施すると言う経験自体が初めてのこと。新しい取り組みとしてチャレンジすることが前進だと理解していますが、それは手前味噌すぎますか?!

 ところで、アンケート内容についての意見交換の後、前回に引き続いたフリーで発言できる場を設けたのですが、かなり核心ついた意見が出されました。とかく地方政治における議会の位置づけをしっかりと確立したい・・・という意味で「二元代表制」という言葉が引き合いに出されるわけですが、そのためには議会が議会としてただ単なる議決機関にとどまらず(市長提案に挙手するかどうかだけで終わってしまう)、議会として確固たる合意形成をはかり市長に対置したり、方向を示すことができると望ましいわけですね。しかし・・・実際にはそのための議論をすることが難しいと言うわけです。


 なぜ、難しいのか・・・・・。


 最も深刻な理由としては「政党会派」が存在しているから。

 結局はなんだかんだ言っても「政党の縛り」「政党の呪縛」があるというわけですね。


 私たち民主党の場合には・・・・国からつながる党議拘束はめったになく?・・・・・・ほとんどなく?地域で議論をして「民主党TAMA」での判断を下す場合が多いわけですが、必ずしも地域事情を優先して賛否の態度を判断できる政党会派だけではないのが実情ですから。

 
 となれば、結局のところ「(政党)会派政治」を続けている限りは、我が議会改革特別委員会で目指すところの「議論をして合意形成を図って第3の道を見つける議論」というのは成立しないと言うことになるのでしょうか?!

 「そんなことは決してないはず!」と私は思っているので(信じたいので)、「腹の探り合い」のような議論ではなく、きちんと「腹を割った」議論していきたいと思っています。それぞれの議員や会派が「議会改革を進めていこう」(議論できる環境をつくろう)という思いがあるならば、そこを大事にしながら、行きつ戻りつは討議型デモクラシーにはつきものと大きく構えて議論の流れを作っていきたいものです。

 「まず、取組めることは何?」

 もちろん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだ、、、、、「これ!」といった答えはでていません。

  

投稿者 hisaka : 2008年01月24日

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