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2008年01月22日

特定不妊治療費助成制度

 他市の議員から多摩市の特定不妊治療費助成制度について問い合わせがありました。今年度からスタートした制度で東京都内26市では初めて実施したもの。私は以前のブログの中で不妊治療について書いたこともありますが、実は「特定」ではない一般不妊治療の部分への助成を望む声もあることを考慮に入れたいものです。すでに一般不妊治療にまで助成を実施している自治体もあるようですね。

 多摩市の場合には東京都の認定に準じて「特定不妊治療費助成」からスタートしたわけですが、「特定」に限定する理由を考えてみると、実は不妊治療をしている市民の数を把握できていないことが要因かなと思っています。特定不妊治療を受けた市民の人数を把握する場合には、東京都の助成制度に申請をした市民の数などを調べることが可能ですが、一般不妊治療を受けている市民の数を把握することは難しく、不妊治療の助成範囲を拡大するとなれば、対象者の人数がどのくらいまで広がるのか想定できないといったところでしょうか。


 友人や知人との会話の中では「特定不妊治療ではなくてもお金がかかる。」という声を聞くのですが、一般不妊治療にまで助成を拡大するためには東京都の制度も拡充してもらうのが一番早道ではないかと感じています。もし東京都の制度が拡充すれば、多摩市もそれに準じるのではないかと思われるからです。
 「体外受精とか顕微授精だけが不妊治療じゃないのに。」・・・・本当はそんな声に答えられると制度に変えていきたいものです。

 今年度は特定不妊治療費助成事業費として200万円の当初予算。現在までに16名(延べ人数)の方が助成を申請されたということです。この制度についてどうやってPRしているのかが気になりますが、ホームページが主に情報源のようです。しかし、カテゴリー別に見ると「子育て」のところからしか探すことが出来ず、そこがまた不便。特定不妊治療費助成事業は「子育て'前’」の話ですから。ですので、公式HPのカテゴリーを「出産・子育て」という風に変更したほうがいいかもしれませんね。

投稿者 hisaka : 2008年01月22日

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