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2010年11月22日

12月定例会議案説明とか

 12月定例会の議案説明がありました。補正予算と条例、人事も提案されるようです。人事についてはまだ名前が明らかではなく、鋭意調整中とのことですが、教育長の人事案が予定されています。1月1日から就任予定での提案。3カ月の教育長不在期間がようやく解消されそうです。阿部市長の提案・・・どんな人選になるでしょうか。

 さて、補正予算では竜が峰小学校の売り払いということで、こちらは「財産処分」になるので議会の議決が合わせて必要になりますが、その価格は既に新聞報道などのとおり14億5千万円となります。この価額については賛否両論。もっと高く売却できたのではないかという人もいますが、土地用途との関係では妥当ではないのかとの意見もあります。売却先は帝京大学。ちょうど当該地のお隣さんにあたります。まだ最近になって小学校も設置をしたばかり。ちなみにお弁当持参ではなくスクールランチ(給食方式)を採用しているので、働いている保護者には人気のある私立小学校でもあります。学校跡地の活用については議会でも「早急なる有効活用を!」と求めていることもありますが、その活用方策への賛否は議会内でもさまざまあります。民主党TAMAでも財産の切り売りということに対しては慎重に対応すべきだと考えていて、今回の売却の件に対してももう一度議論をし直していく必要があると考えています。


 補正予算のその他のところでは、豊ヶ丘にあるURの土地を集会所用地として購入する提案があります。これについては市単独の持ち出しではなく、100%補助金で購入することができるという説明です。でも、補助金だろうが市単独の出費であろうがどちらにしても「市民の税金」であることにはかわりがなく、国や東京都などの補助だから市の負担「0」だからOKというものではありません。市全体の施策の方向などと照らし合わせながら考えていくべき課題です。


 また、生活保護費や幼稚園の就園奨励費の増加が見込まれています。厳しい経済状況、幼稚園の子どもを持つような世帯の生活状況を物語っていると思います。


 市民の生活の厳しさは税収の落ち込みにもつながってきます。東京都人事委員会の勧告にも基づく格好で職員の一時金などの見直しが提案される予定になっています。


 今回の定例会では補正予算が中心で、条例提案については来年度以降の指定管理者の指定に関して議会の同意を求める提案がいくつかあります。パルテノン多摩・中央公園駐車場、総合福祉センター・アクアブルー、八ヶ岳少年自然の家、駐輪場と新たなものと言えば唐木田コミュニティセンターです。唐木田コミュニティセンターについては建設時からずっと関わってきた住民の協議会が指定される予定になっていますが、経験も実績もない協議体に任せることができるのか?という意見もあるようです。指定管理者について言えば、数年ごとにその指定を見直しながら、市民にとってよりよいサービスの提供ができる施設に発展させ、向上させていくというのがそもそもの制度の理念だと思っていますが、駐輪場は管理者の変更がありますが、あとの施設は継続されていきます。ですので・・・「独占だなあ。」という呟きが聞こえてきます。

 そんなこんなでそれほど荒れるような内容もなく、淡々粛々と年末へと向けて定例会が開催されそうですが、来年度以降からの市のまちづくり計画書になる「第5次総合計画」について議会における意見協議が行われる予定になっていて、私としてはそのために開催される特別委員会の方が重要だなと考えています。そろそろ原案が示されてもよさそうなものなのに、今日の段階ではまだ未確定なのか、提案内容のチョットも説明がされませんでした。自転車操業で事務作業をしているのではないかと想像していますが、そんな場当たりで作成して10年後までを見据えた計画書にするというのには賛成しがたいなあ・・・という気分です。

 明日は今日の説明を受けての議会前懇談会を開催します。お時間のある方は出入り自由なのでお気軽にどうぞ!


 ◆民主フォーラムTAMA主催「議会前懇談会」
 ◆2010年11月23日(祝)14時~
 ◆ベルブ永山視聴覚室
 ◆12月定例会の議案内容説明・その他意見交換など

投稿者 hisaka : 2010年11月22日

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