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2010年09月17日

決算特別委員会~今後の方向性を聞きたいが・・・。

 泣きっ面に蜂・・・・のごとく。学校給食の異物混入が大変なことになっている?!また、今日も2件ほど異物が混入していたとのことで第一報が入りました。第一報入ったということが今までとの大きな違いです。とりあえず原因究明をしているようです。今朝は臨時の校長会があったようで、この問題に対して釈明が行われたようでしたが・・・・同情してしまうような踏んだり蹴ったり状態で、決算特別委員会の最中に教育部長は対応に追われていて席を外さざるを得なかった模様です。

 さて、決算特別委員会ですが・・・前政権?!に対する評価だと言い放っておられた議員さんもいましたが、阿部市長にとっては「前年度のこと」には何となく当事者気分になれずにいるのでしょう。なかなか答弁に立ち辛いというのも現状です。

 でも、それは議員サイドにとっても実は同じことが言え、「去年のことを阿部市長に尋ねたところで、何だかねえ・・・」というのが私たちの会派でも飛び交っている会話。なので、決算審査で昨年のことを議論する中にあっても、それに対する阿部市長の評価を何よりも聞いてみたい!前政権?!前市長と考え方が異なるところがあればそこが浮き彫りになるような議論を展開できたらいいのに・・・なんて思うのです。


 それにしても、私たち議員も決算時に配布される資料を隅々と見るのはかなり大変ですが、きっと市長も大変なんだろうなあ。全部を把握するというのは相当難しいというか絶対に無理なので、やはり右腕になっている副市長、そして部長軍団をしっかりとリードすることが求められそう。まだまだ本領発揮できていなさそうだなあと感じています。そう簡単にはいかないか・・・・・。


 今日は白田さんから「地域冷暖房センター」の話題が。あちこちあちこち街の老朽化が進んでいる中で多摩センターはパルテノン多摩の改修工事に関連して出てきたもの。私はお恥ずかしながら、初めてこのことを知りました。パルテノン多摩の大規模改修をどうするのかという問題には少なからず意識はありましたし、建設時に74億円かかっている多摩市の殿堂の改修費用として見込まれるのはだいたい3分の一~2分の一くらいと思っておくのがいいようで心づもりでは20億~35億としておくのが良さそう。はっきり言って、作成した長期修繕計画は予定通りに実行されてこなかったので、35億くらいかかると覚悟する方がいいと考えていますが、白田さんの指摘は・・・・いくら大規模改修したとしても、地域冷暖房センターそのものの施設も古くなることを考えれば、パルテノンは綺麗になっても冷暖房がきかない!なんて事態になりかねないという指摘です。
 説明によれば、地域冷暖房センターから供給される熱を施設に引き込むために埋設している管については市が負担しなければならないようで、300メートルほどの管のメンテナンスは必要になってくるだろうとの話。約4千万円くらいかななんて見積もりが語られていました。


 実は、施設の維持管理が適切に行われているとは言い難い状況があって、これが今後多摩市にとって大きく大きくのしかかってくる課題です。何せ一挙に造成され、一気に建造された建物が、一時に同じ時期に一斉に老朽化を迎える宿命なので。市民一人当たりの公共施設の面積が他自治体に比べても多すぎる多摩市。つまりは私たち市民が負担しなければならない維持管理費用も高額にならざるを得ないということです。要するに、減らせばいい!・・・・と単純に考えればいい話なのですが、「減らす」というのがなかなか難しい。減らす前に、唐木田のコミュニティセンター、和田のコミュニティセンター、百草地域でも新たな地域施設・・・・・次々と建設計画は目白押し。さらにはさらには・・・・学校も建替えをしなければいけない(第2小学校は既に動いているし)。一体全体どうするのでしょう・・・と評論していても仕方がないので、やっぱり「公共施設の縮減」に本気で取り組まなければいけないと思っています。


 市長も議員も憎まれっ子にならないと絶対に進まないです。その覚悟をいかにできるのかが求められていますが、こうなってくるとまたなかなか足並みがそろわず、結局行政は宙ぶらりん状態に置かれてしまうのでしょう。これではいけない。

投稿者 hisaka : 2010年09月17日

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