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2010年06月28日

理想は高く、現実直視で?!

 議会運営委員会で明後日最終日の日程を確認。それから、決算特別委員会の運営方法や議会基本条例の施行にむけての運用規定づくりの大詰めを迎えているので話し合い。

 決算特別委員会については、代表者会議でのくじ引きの結果、委員長ポストを民主党TAMAが受け持つことになり、どうせなら・・・と委員長を私が引き受けることにしました。ちなみに副委員長は改革ゆいの会の佐久間さん。今日の話し合いは委員長などの人選の話ではなく、決算特別委員会をどうやって進めていくのかの話題が中心でした。決算特別委員会の運営については、委員長副委員長を中心に会派代表で構成される理事会が組織され、具体的内容はそちらで決めることとなります。
 でも、今日は決算特別委員会の日程を何日間確保するのかを決めなければならず、そのために焦点になったのが・・・・私が今まで問題指摘をしてきた議員同士の意見交換の是非でした。つまりは、意見交換などをするのであれば、それなりに時間の確保が必要になるということですね・・・・と言っても、1日増やすか増やさないかくらいの違いしかありませんが、それにより9月定例会全体の会期日数の関係もあるので、ちょっとした意見交換と議論になったということです。


 はっきりいって、意見交換や討議を深めることと言っても、実態は・・・単なる意見主張しあい大会にしかなっていなかった・・・・という総括は全然なされておらず、今日のところでは、すばらしく有意義とは言えないような場の設定はナンセンス!ということで見解が一致できました。そこで、今年の決算特別委員会では委員同士の議論のために時間を確保しない方針は確認されました。

 討議を深めるためには一定の時間が必要。1日増やしたところで、「やらないよりはやるほうがマシ。」という域にも達していません。そもそも発言時間については会派の人数によってきまり、結局は時間の制約の中で意見交換をしようというほうが無理な話。尻切れトンボで意見交換が終わってしまったという場面も散見します。一昨年、昨年と経験してきて、まさにトライ&エラー!・・・・現行手法では、イメージしているような意見交換(討議の深化)は無理!中途半端ならやらないほうがマシ!というのが私の意見でもあり、民主党TAMAの見解だったわけですが、ようやっと他の会派の方も私たちの主張に同一歩調となったのである意味で到達点とも評価できるかもしれません。(昨年来、この見解については自民党会派の方とだけ、私たちは同じ主張で足並み揃っていました。)


 意見交換を否定しているわけではなくて、意見交換をするにしても、決算特別委員会のメンバー(議長・監査委員を除く)全員24名で口々に意見交換をするなんて集約しきれず、意見収拾しきらないのが当たり前!・・・・これが基本的な見解です。ですので、もしも意見交換するなら、常任委員会の場などしかるべき場を設定すべきだと考えています。もしくは、意見交換をするのであれば、1日を増やす増やさないというのではなく、もっと時間数を確保して、達成感ある意見交換ができるくらいにするのであれば話は別です(そうなった場合には他の日程を犠牲にすることが必要になるのかもしれませんね。)。


 ということで、意見の違いを浮き彫りにするだけで、何ら議会としての合意形成や議会見解としてまとまったメッセージが出せないような見せかけの意見交換はしない!というのは正直な議会の姿でもあり、私としては実態が伴っていないのに「決算特別委員会で議員同士の意見交換をしている!なんてイメージ先行で語られていくよりはよっぽどよかったと考えています。


 言うまでもなく、本来は議員同士が活発な意見交換をしていくことは必要で、そういう姿を目指したいと思います。でも理想は高く・・・でも現実直視で、現実的な選択を進めていくことが寛容なのかなあ。

 理想と現実とのギャップがあったとき、そこをどう説明していけるのかもまた議員・・・というか市長も含めて政治家に問われていくことなのでしょうね。その点からすれば、まだまだ説明力を磨く必要があるなと思う今日この頃です。


 明日は・・・朝は府中を起点にして・・・・またあちこちと三多摩地域にお邪魔する予定になっています。ホームグラウンドにも参上します!

投稿者 hisaka : 2010年06月28日

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