« 3月定例会 補正予算は可決 多摩市議会基本条例も全会一致で可決! | メイン | 予算特別委員会始まりました! »

2010年03月09日

都内初の制定!多摩市議会基本条例の注目度はいかに?!

 昨日・・・無事に可決された多摩市議会基本条例ですが、私個人的には自治基本条例を制定した時に味わった達成感が持てていないというのが正直なところ。ある意味で、制定をした後に担うべき責任の重さを感じているからなのかな。「ようやく条例制定にたどりついたとの安堵感(=喜びとはまた異なる)とともに、プレッシャーというよりは今後の議会活動についての不安感」・・・・まさに橋本さんと同じく、これからがますます問われることへの自覚を感じてしまったのですね・・・・・一晩寝てすっきりと目覚めて新聞を見たら・・・・・これまでほとんど多摩市議会基本条例のことなど話題になんぞしてこなかった朝日新聞の地域版にまで記事が掲載されていたので。(って実際に議会基本条例制定の瞬間に立ち合っていたのは読売新聞の記者だけだったような・・・・)


 インターネットで検索していたら、東京新聞にも記事が掲載されていました。 

多摩市議会『基本条例』を都内初制定 反問、市民発言も認める(2010年3月9日)

 多摩市議会は八日の定例会本会議で、議会の基本理念や議員の責務などを定めた「市議会基本条例」案を全会一致で可決した。市長が議長の許可を得れば議員の質問に反問(逆質問)できることや、ケースによっては市民の発言を認める規定も盛り込んである。同市議会事務局によると、議会基本条例の制定は都内の自治体の議会では初めてだという。 (堂畑圭吾)

 条例は前文で「市民一人一人の信頼と協力を得ながら、憲法と地方自治法のもとでの(首長と議会の)二元代表制による多摩市の自治を推進し、不断の議会改革をすすめる」とうたう。八章、二十六条で構成。議会における最高規範と位置付けている。

 議会での議論の活性化を目的に、請願や陳情を市民の政策提案と受け止め、必要に応じて市民の発言を許可すると規定した。また、同じ趣旨から、本会議での議員の質問に対して市長らが反問できる権利も認めている。

 市民の多様な意見を把握して議会の意思決定に反映させることも重視。議会報告会や、委員会が議会を飛び出して開く意見交換会、パブリックコメントやアンケート実施についても盛り込んでいる。市長は議会の決算審査での事業評価を、予算に十分に反映させるよう努めなければならないとも定めている。

 議員報酬の改正にあたっては、財政改革の視点や市政の課題、市の将来予測を考慮し、市民の意見を十分に反映して決定すると規定した。

 議会基本条例は、福島県須賀川市議会が二〇〇四年十二月に全国に先駆けて制定し、その後各地に制定の動きが広がっている。都内では、文京区議会運営委員会が〇八年度から検討を始めており、一一年度までの制定を目指している。

 いずれにせよ、「議会改革とかへちまとか言ってんじゃねーよ!」って言われたこともある私・・・・市民にとってはピンとこないのかもしれませんね。新聞記事に目を通し、関心がわく!なんてものでもないでうしょね・・・正直。でも、多摩市議会劇場・・・で自作自演で自己満足でお芝居をしているわけではないはずなので、やっぱり明日から始まる予算特別委員会でも議会基本条例を制定したことをしっかりと意識した質疑で討議が深められるようにしていきたいものです。もちろん私も・・・・自戒も込めて。

 なんて真冬に逆戻りな雪降る一日。ちょうど、左肘骨折事件から一年が経とうとしているのですが、このような気候になると「古傷が痛む」ということで、今でも・・・「なぜ、あの時に転倒しただけで骨折したのだろう。なんておバカなんだ。」と自分を悔いるのでした。

投稿者 hisaka : 2010年03月09日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/2205