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2009年11月17日

真冬の寒さ・・・

 雨が降り、突如真冬がやってきて・・・・。寒暖の差に身体が追いつかない感じもありますが、そうも言っていられず。

 今日と言えば自殺白書が閣議決定したニュースが報道されていましたが、学生・生徒が自ら命を断つ・・・増えていることが明らかになりました。
 

<asahi com 2009年11月17日11時13分>
 鳩山内閣は17日、「09年版自殺対策白書」を閣議決定した。08年中の自殺者は3万2249人で前年より844人減ったが、学生・生徒(小学生を含む)は99人増え、統計をとり始めた78年以降最多の972人となった。学生・生徒の自殺は03年以降、増加傾向にある。

 前年比11.3%増で、サラリーマンなど職業別の集計の中で唯一、増加した。自殺の理由(1人あたり複数)が特定された中では、学業不振や進路の悩みなど学校問題が337人、うつ病など健康問題が284人、家庭問題が81人だった。

 学生・生徒の自殺は全体に占める割合は大きくないものの、いじめを苦にした自殺や連鎖的な傾向が見られるなどの問題があると白書は指摘しており、子どもが悩みを打ち明けたいときに打ち明けられるシステムづくりが重要だとしている。

 自殺者は03年の3万4427人をピークに、11年連続で3万人を超えた。職業別では無職1万8279人(56.7%)、サラリーマン8997人(27.9%)、自営業3206人(9.9%)、学生・生徒972人(3.0%)だった。

 年代別の自殺者数は、50歳代が6363人(19.7%)と最多で、60歳代5735人(17.8%)、40歳代4970人(15.4%)。40~50歳代男性の自殺理由の約4割が経済・生活問題だった。(高橋福子)


 ここでも指摘されているように、「子どもが悩みを打ち明けたいときに打ち明けれるシステムづくり」・・・必要ですね。でも、子どもが悩んでいるのかどうかを察してあげる周囲の環境があるのかないのか・・・これも大事です。とはいえ、先日のこととなりますが長年にわたり、子どもたちの自立支援に取り組んできた経験のある方にお話を伺ったのですが「子どもって真実を語らないんだよね。」ということを教えていただき心にぐさりと刺さったのですね。とても重い一言。子ども自身の表現力不足のことではありません。「語れない真実が存在している。」ことを念頭に置かなければ自立支援を進めていくことができないとの経験からくる事実だと受け止めざるを得なかったのですが、そこまで体得し、子どもに寄り添って支援できる大人ってどれほど存在しているのだろう?・・・・もちろん、保護者の役割抜きには語れないわけですが、「親には言えない。」と口を閉ざしてしまう場合も決して少なくありません。そんな時、保護者以外の大人では・・・・どうでしょうか。例えば学校に関わっている多くの大人も存在していますが、どうなんでしょう?


 報道されたニュースに、今回の一般質問テーマにする「児童虐待」のこととの関連深さを感じたわけですが、子どもの声はまさに「声なき声」。子どもたちは今の社会にどう向き合っているのでしょうね。昔も今も変わらないのは無邪気な姿・・・とも思う一方で、子どもたちが向き合わなければいけない社会状況を大人としてどう説明することができるのだろう?・・・なんてことを思う今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2009年11月17日

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