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2008年11月17日

12月定例会の議案説明

 今日は午前中に会派説明がありました。12月定例会では補正予算も含み17件が提案される予定です。議会審議で火花が散りそうな案件はざっとみたところ見当たりませんが、百草学童クラブの廃止、貝取・豊ヶ丘地域の小学校の統廃合のための条例改正が提案される運びです。
 また、過去にはさらなる軽減措置を講じたいと提案されたことのある都市計画税ですが、今後3年間も現在と同じく税率100分の0.3(本則)を100分の0.23に軽減することで対応をしたいとの話でした。そこであわせて示されたのは都市計画税の使途拡大について「特区申請」をしているとの報告でした。都市計画税は施設更新や維持管理経費に充当することが認められておらず、言ってみれば新たなハコモノ整備(インフラなども含めてですが)にだけしか使うことができません。しかし、多摩市のように一定程度の生活基盤整備がなされている場合には適切な維持管理が求められてくるわけです。今後の施設更新その他に必要な費用は下記のように試算されています。

 今後30年間に想定される都市更新費用
 道路    約150億円
 都市公園 約200億円
 下水道  約600億円
 学校施設 約470億円

 都市計画税を以上のような施設維持管理にも活用していけるように認めて欲しいと懇願する「特区申請」ですね。果たして認めていただけるのでしょうか?いや・・・国に認めていただきたいものです。それにしても新しいハコモノ整備だけにしか都市計画税を使ってはいけないと決めた法の趣旨はどこにあったのかしら?

 それにしても上記の試算を数字だけで見てしまうといやはやゾッとしてしまいます。


 ところで、粗大ゴミの直接持ち込み時の手数料が品目別料金から従量料金に変更されるようです。今までは品目ごとに手数料が決められていたため、検品作業などの確認等かなり事務作業が煩雑だったとのこと。そこで従量料金で対応し、持ち込まれた粗大ゴミの「重さ」で手数料を決める方式にしたいとのこと。八王子などでも既に従量料金を導入しているとの話です。結果的には捨てる側の市民の負担金額は減るの?増えるの?・・・・聞き忘れました。


 
 さて、提出議案以外での情報提供では、旧南落合小学校の跡地を利用する民間事業者は決定し、地域貢献のことも視野に入れた提案のあった学校法人になったとの報告がありました。それにしても来春には竜が峰小学校が廃校になり、豊ヶ丘中学校、南豊ヶ丘小学校、北貝取小学校・・・・・と続々と学校跡地になってしまう施設が予定されている中で、今後はどのような対応をしていくのでしょう?現在ある学校跡地の恒久活用方針もお蔵入りしかかっている感もありますし。


 本当・・・都市基盤の更新、維持管理その他も含めて課題山積み。多摩第二小学校の建替え計画も動き出していますが、ニュータウン地域の学校の建替え云々の話題も今後は確実に出てきます。今回の補正予算では諏訪団地の建替えについても予定よりも取組状況に遅れが生じていることが明らかにされましたが、私たちのまちの未来・・・・決して悲観することも無いけれどきちんと将来描けるような設計をしていきたいものです。


 多摩市の第5次総合計画に向けて・・・・無作為抽出2000名の方に市民討議会(?)なるものへの参加依頼の通知が届けられているようです。2000名のうちどのくらいの方が参加してくださるのでしょうか?

投稿者 hisaka : 2008年11月17日

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