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2008年05月08日

議会改革は進むか?

 議会改革特別委員会の討議グループ分科会を傍聴しました。予算審議、決算審査の在り方の議論からスタートしましたが、結局のところ、何よりも「議員同士が議論する」とことの必要性では見解が一致し、そのためには議論ができる運営手法、議論するための時間の確保などさまざま条件整備が必要になることがだんだんと見えてきました。

 
 ただ単に議員が思い思いに意見表明をして終わっている・・・・・というのが現在の状況で、「意見を言えてスッキリ」・・・・・・しかしその後は???ということも得てして多いのが現状です。「得てして多い」と書いたのは、意見を述べれば市長に通ずるという関係性を持っている議員については別格な面もあることもまた事実だからです。言ってみれば、現在は市長の裁量によって議員各々の意見は取捨選択されるだけの話。つまりは、今のやり方は市長と議員との間で票をバーターとするような取引関係が生じやすいということかもしれません。


 でも、そんな在り方をそろそろ見直していかなければ続かないように感じます。「市長を応援したから市長の顔に泥を塗ることはできない」なんて気を遣うことが必ずしも市民にとってのプラスになるとは限りませんので。

 「議会として」いかなる問題にも是々非々で臨む気構えが求められているからこそ、「議会として」を確立するために本来あるべき姿を再確認している・・・・・もともと議会と言うのは議員どうしの議論の場であり、「『議論する議会』なんて今更言っている場合じゃないよ~。」と仰る市民の方もおられます。本来想定されていた姿に立ち返ろうとしている、思い出そうとしているのが今の姿だったりして・・・・?

 いずれにせよ、議論をするために必要な時間って一体どれくらいあればいいのでしょうね。これについては様々な見解があるかと思います。永遠に議論が平行線の場合だって当然あるでしょうし。


 私としては審議時間をたっぷり確保し、時間をかけることで議論の質も向上するかと言えば、必ずしも「長時間=高水準」ではないと考えています。ですので、やはり一定の時間を区切ることも必要で、大事なことは「規模」ではないかと感じています。議論するのに「ちょうどいい人数」規模です。たぶん6~7人くらいだろうと思うと、だいたい1常任委員会規模。その点では他市の議会でやっているように常任委員会でそれぞれの担当に応じて審議など進める手法も選択肢になるのかもしれません。


 でも、「議会の改革がなぜ必要なのでしょう。」


 議論が進展していくと、意外と原点にある問いかけを見失いそうになることも事実。「どうして今、改革が必要なのか」という原点を常に意識すると言うか、議論を進めては立ち返り・・・・を繰り返しながら、スパイラル状に議論を積み重ね発展させていくことでしょうね。ある到達点に達してみたとき、実はそのことが市民にとっては単なる「議員の自己満足」でしかなかった・・・・では空しい限り。

 党利党略で議論したり、相手をつぶしあうような議論のやりとりなど「市民には見苦しい姿」はやめようなんて意見も出されていましたが・・・・・・・・・・・・これは現状の認識?・・・・・・・・・・・これについては改革方策と言うよりは、今すぐ議員の姿勢によって質せることではないかと。


 「市民って今の地方議会に何を望んでいるのだろうか?」・・・そのことに対する回答は先送りされたまま。もちろん週末から始まる出前委員会がその回答に出会うための場になるのかもしれませんが、それにしても気になるのが市民の集まり具合です。


 ぜひ、お時間がある方・・・・議会に対する思いの丈を届けにいらしてください!
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投稿者 hisaka : 2008年05月08日

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