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2008年03月17日

3月定例会 厚生産業常任委員会

 今日は厚生産業常任委員会でした。気になっていたのは企業誘致条例のこと。委員会が開会する前まで可否をどうするかについて会派で議論をしていました。結果的には委員会でも全会一致で「可決すべき」となったようですが。
 企業誘致条例は今月末で失効(3年間の期限が終了)するため、その期限をさらに3年間延長すること、そしてサンピア多摩の第二駐車場用地の処分(こちらは処分することになっている。)にあたっても条例が適用できるようしたこと(当該用地への企業立地を誘導しようとしているのですが・・・・一定期間の税優遇策はプラスに働くでしょうか?)と奨励策についても一部の見直しが提案されました。
 実は、私たちの会派では企業誘致条例の内容について、男女の雇用バランスや障害者の雇用という面でも一定の条件を付すことも必要だと考え、機会を捉えて主張もしてきました。でも、条例に盛り込むのはなかなか難しいとの判断で、今回は見送られたようですね。とりあえず‘一考’くらいはしてくれたのかもしれませんが・・・・ちょっと残念。
 議論の行方により、今日のところは賛成することにしたものの、今後は男女共同参画や障害者の社会参加という視点からどのような対応をするのか考えて欲しいものですね。次なるステップに期待します。もちろん市民の雇用を促進したいと考えます。

 さて、今日は午後から行われた図書館本館の内覧会に足を運びました。館内を案内していただき、1階、2階と書庫である3階部分も覗きました。印象としては「めっちゃ!広すぎ!!」ということです。何せ、約1000㎡だったフロアが一挙に約5000㎡(中学校校舎1階から4階まで)と増床してしまったわけで、ある意味で「ゆとり空間」・・・・・ゆったりした空間で図書館を満喫できると言う面もありますが、一方、「図書館の管理」という面では非常に困難を極めるように思いました。
 例えば図書の整理などにしても、校舎の端から端まで足を運びながら行わなければならないし、もともと教室であったところを改造しているために死角が多く、ある意味では目が行き届きにくさがあること等など・・・・管理する側からの発想かもしれませんが、従来どおりの職員数で対応しきるのかどうかが課題かもしれません。
 
 「暫定施設」という取り扱いで図書館が移転したわけですが、それにしてはかなり大変な施設になりそうだなと思いました。でも、ゆとりある空間を視覚的にも楽しめるように工夫のしどころはありすぎ!ある意味でやりがい持とうと思えば、持てそうです。私としては、「こどもとしょしつ」がとってもステキな空間に生まれ変わっていて、ちょっと感激。ここが親子の居場所のひとつにもなるといいなあと思いました。
 ちなみに、週末にオープンしますがそれと同時に「子ども読書まつり」が開催されます。


 とりあえず、多摩センター地域には図書館がないという要望にも応える格好で、駅から歩ける距離に本館が設置されたものの「暫定施設」には変わりがなく、そしてまた「本館」としてのアクセスの良さからすると決して便利とは言えず(むしろバス停の近さや駐車場の台数だけを考えると市役所の場所のほうが便利だったかも)、すべては今後の多摩市の図書館政策により解決されていく問題だと考えています。それにしても長年懸案として先送りされている中央図書館の設置問題の結論も早急に出さなければ、図書館政策全体像を描くにも描けないような気がしてなりません。
 これはやっぱりまず先には教育委員会の方針があるのかな?大いに議論をしてもらいたいものです。

投稿者 hisaka : 2008年03月17日

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