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2002年07月14日

遊説でできること?

 6月議会の報告ということで多摩市内の主要3ヶ所で遊説をしました。昼下がりということもあり、この暑い真っ盛りはあんまり人通りも多くないのかなあ…というのが印象でした。まだまだ遊説慣れはしていないので話す中味もまとまっていないし、自分でマイクを持ちながら、心の中で「あーどうしよー。」と困り果てています。「めっちゃ、へなちょこじゃないの!」と思って、妙に客観的な自分でマイク姿を見てしまうと笑いさえこみ上げてくる感じです。通りすがりの人々にハッと、エッって振りむいてもらえるような話術って重要だなあ…と思います。そして話す内容も短時間で的確に主張を伝えられるようにしたいです。
 今日、遊説をやっている時におじさんが近づいてきました。「ふーん。」ビラを配っている私のことをどれどれ…というように見て話しかけてくれました。彼は言いました。「みんなが無所属なんて言うし、気持ち悪くなるよ。逆に疑わしいよね。」「はっきりと政党名を名乗ってくれた方がすっきりする。」彼は選挙戦の中で候補者誰もが「無所属」だと言って自分の名前しか連呼しないのがとても不満だと言いました。そして「ちっとも主張がない。たくさんのことをやってもらいたいとは思わないけれど、何か一つだけれもこれ!はやりたいんだ!というモノが欲しいよ。」ものすごい勢いで私に語りかけたので、私もよろよろ…となりましたが、彼の主張はとてもよくわかる気がしました。「政党名を名乗ることで票が集まらないことを知っているからさ、ずるいよな・・・当選してみたら実はなーんだ。」ってことばかり!と彼は言いましたが私も同感です。そして彼が言うように「私の主張」を持って、やっぱり活動を続けていく必要があると思いました。彼は私たち生活者ネットワークの遊説を見て「こういうのも必要だけど、ちっともわからないよね。」と辛口のコメントをくれました。それについても私はうなずいてしまいました。自分自身も今までは、ただ単に通りすぎるだけで、気に留めなかったからです。
 遊説の効能・・・?改めて考えてしまいましたが、私は遊説を通じて、毎回たった一人でもいいので彼や彼女の「心」に触れ、届くような「ことば」を発したいと思っています。こういう活動の少しずつの積み重ねがきっと何か変わる力になると信じているからです。

投稿者 hisaka : 2002年07月14日

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