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2011年03月22日

災害支援も大切だけど。

 今日は総務と生活環境常任委員会が開催されました。午後からの計画停電に合わせて、10時に開会して12時で終了。予め2時間ほどで終了することを決め込んでの議事運営です。明日は午前中に計画停電があるとのことなので13時から健康福祉と子ども教育常任委員会が開催されます(・・・でも、明日の午前中は計画停電も回避できるようですが。)

 災害支援なども必要で、計画停電その他への対応も必要だとは思いますが、しかし、やっぱり市政のことをおざなりにすることはできません。多摩市議会の場合はとかくその時の判断としては、震災への対応を重視し、予算委員会なども実質で考えたらたったの1日だけで審査を終わらせたような格好ですが、それは非常事態への対応であり、実質ほとんど審査をしなかった予算ということを踏まえて、今後どう対応していくのかが問われると感じています。それについては明後日の代表者会議で協議されることと思いますが、今回の可決は否決されたり、修正されるよりもよっぽど重たい結論であること、議会もそのくらい重大な決断で下した「可決」であることを踏まえ、来年度の市政運営に臨まねばならないと思っています。
 他市自治体などでは、粛々と議会運営しているところもあり、多摩市のように緊急的措置とし、議会審査時間を極力最小限にとどめている事例はそう多くはなさそうです。

 
 ところで、今日は計画停電の中、午後から土地開発公社の評議会が開催されました。議題は今年度事業の決算を踏まえた会計整理、そして「しだれ桜」の先行取得、来年度予算案がでした。結論としては「しだれ桜」の先行取得は議長判断で可決されました。私、遠藤さんと民主党TAMAは取得に反対しました。土地開発公社で取得をした土地は、いずれ多摩市が購入することが約束されている土地でもあるわけで、今回の「しだれ桜」と一連の土地は平成25年度に市が買い戻す(購入する)段取りで話が進んでいきそうです。しかし、市に買い戻すだけの余力が、財政的な体力があるかないのかの見極めも重要です。そもそも2年後に今以上に景気が回復し、土地を購入できるほどの財政力の回復が見込めるのかどうか・・・。
 今、とかく方々で話題になっているのは財政難であるということ。そしてまた、今回の災害などを見ても、市民のくらしの安心安全を守るために優先すべきはどこなのか、土地の取得にはもっと慎重になるべきだと考えています。災害対応などを考えていても、課題が見えているはずで、税金で取り組まねばならない課題は再整理されるべきです。
 私たちが議論すべきこと、きちんと議会として果たすべき役割・・・・災害支援へ緊急対応の必要性を認識しながらも、見失ってはいけないと心しています。

 

IMG_2387r.JPG  
 土地開発公社の評議会にて。議長の加藤さんの手元には「らんたん」!
 窓からの採光で十分明るかったけれど、事務局は選挙管理委員会所属の備品(らんたん)を手元用として持ってきてくれました。また、大きな蛍光灯懐中電灯もありましたが、電池不足の中、点灯させるのがもったいない!ということで使用せず。


 分かち合い・支え合い・そして助け合い。被災地のことを思えばこそ、みんなで乗り切らないと!計画停電で不自由さに、ご協力をいただいている皆さん、本当にありがとうございます。


 ◇多摩市の災害対策のこととか

投稿者 hisaka : 2011年03月22日

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