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2010年02月24日

「品格」・・・・!

 今日は午前中に議会運営委員会がありました。継続審査になっていた議員報酬・議員定数削減に関する陳情についての結論は次回に持ち越されました。「議員の報酬・定数削減ともに慎重に考えていく必要があるのではないか?」という考え方は全体に共有されているような気がします。福島県矢祭町のような日当制の議論もありますが、議会の仕事がこれからますます重要になっていく時代を考えれば、副業持ちながら議会・議員活動をこなしていくことはなかなか難しく、また将来の議員のなり手のことを考えても、安易に報酬削減をすることには慎重になる意見の方が多いです。私もそう思います。議員報酬は高すぎるとの意見もありますが、本当は報酬に見合った働き方をすること、高い報酬でも市民が納得する仕事ぶりができていればいいのだと思います。

 先日、「他市の選挙が忙しいのはわかるけれど、そのことで本来業務が疎かになるのは困ってしまうし、そんなために市民は報酬を払っているわけではない。」とのご指摘をいただいたのですが、それには返す言葉が見つかりませんでした。


 いよいよ明後日から定例会です。市長が引退を表明した中での議会。「花道を作ろう」などという意識で送り出すための場になっていくのでしょうか?


 ところで、今日の議会運営委員会でとある委員さんからの発言。「議場に入るときに恰好が乱れている人がいる。ジーンズとか・・・。議員バッヂをつけていない人もいる。最近『品格』ということが言われているが、議員もちゃんと品格を持ち、服装などにも気をつけるべき。」と。


 「うーーーーーーーん。」

 ジーンズをはいて議場にいる人=傍聴人?とか思ったのですが、議員でジーンズというかデニム生地風な上下のスーツを着用している方はおられますが、さすがにジーンズ姿で乱れた服装の方はいないような?


 と思っていたところさらなるご意見が。


 「ある女子大学の決まりでは、スラックスをはいてはいけない、スカートでというルールがある。」

 とのこと。

 ・・・・あっ、それって服装の乱れって、女性に対しての発言だったんだ・・・・・・(確かに、男性はみなさんスーツ姿なので)。

 まさか多摩市議会の女性議員にスカート着用を求めるわけでもなさそうでしたが、とにかく服装の乱れということで、指摘をしている真意が一体どこにあるのかしら?と読み切れなかったものです。


 「ファッションといこともあるし、個人の趣向ということもあるでしょうし・・・とりあえず、ご意見として服装の乱れなどに対する意見があったことを確認しましょう。」ということで最後落ち着いたのですが、「女性は女性らしく」と言いたかったのでしょうか?!

 「議員の品格」というよりも女性議員に対して、何らかの指摘をしたかったのだろうと受け止めました。たまたまこの話に至るきっかけには前回の議会で、不穏当発言を繰り返した議員がいたために、議長が改めて「発言するときには言葉を気をつけて」ということで、発言取消や発言撤回をするような場面をなくして円滑な議会進行をしていきたいのでと述べたのがきっかけ。それに対して「あー、そのことに関連して・・・・」と突然に議員の品格に話題が移ったのでした。

 議員の品格やら品性ということはあるのかもしれませんが、それっていったい何なのか?それは個人の尺度によっても違うことですし、仮にジーンズ姿で登場する議員であってもそのことが個性として認知されていき市民の支持を集めているとしたら、否定することもできないのではないか?とも考えてしまいます。それにしても「服装の乱れ」論・・・やっぱりかたち格好ってとても大事なのですね。そこから入るということが必要なのでしょうか?どっちかというと見た眼よりも中身で判断・・・というのが私。

投稿者 hisaka : 2010年02月24日

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