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2009年11月19日

上から目線。

 一段と寒さが身にしみる朝でした。月曜日にできなかったので今朝は永山駅でニュースを配布しました。11月号です。おそらく・・・賛否両論あるだろう学童クラブの民間委託化を内容としました。保育園同様に学童クラブに対するニーズも増加していますが、既に新設する場合には民間委託をすることが方針になっています。民間委託化された学童クラブでは職員が定着しないということを耳にし、だから民間に任すことはできない・・・という論調に変わっていく意見もあります。しかし、実際に利用している保護者の方々の評判を聞いてみるとそれほどに大きな問題だと受け止めたり、子どもたちに影響が出ているとの話にもなってはいないようです。もちろん理由あって職員が変わっていくのだと思いますが、受託した事業者の努力で何とかカバーできているのだろうと受け止めています。
 
 今回のニュースでは「対話で二元論を超える」とタイトルをつけたのですが、まさに今後の行政改革で民間とのパートナーシップが求められる時代・・・・どのように行政×民間事業者×市民の関係性を構築していくのかが問われます。学童クラブ民間委託化の事例を通じて考えていきたいと思い、どのように民間委託を進めてきたのかの流れを再検証してみました。


 いずれにせよ、大事なこと・忘れてはならないことは子どもにとって安心できる居場所=学童クラブを作っていくとの視点。そのことがひいては保護者が安心、安定して働いていける環境になること。


 今回、多摩市では民間事業者が運営する学童クラブに通っている保護者(利用者)からアンケートをとりましたが、その評価を見ても、受託している事業者への信頼を感じることができます。特に公設公営の学童クラブも利用したことのある保護者からの評価も高い点にも注目できますが、「どうやって私たちが必要としている学童クラブを作るのか」という視点で関係者が議論し続けることが「安易な民間委託化」という批判を乗り越えることになる気がします。


 何を真ん中に置いた議論をすべきなのか・・・ここをを外さず、関係者が向き合える場を作ることが必要です。「民間委託化」の方向を模索しているすべての行政サービスについても、関係者全員でサービスそのものを再構築するつもりで取り組まねばなりません。

 もちろん、議論し尽くした後、やっぱり民間委託化を断念するというのも選択肢。

 ところで、今日は市民の方から職員の「上から目線」の対応についての苦情をいただきました。職員個人を名指しするものではありませんでしたが、とにかくその対応に心労も来たすほどだというのです。議員への職員の応対は必要以上の謙遜があるのではないかと感ずることも多いですが、市民には威圧的な場合が多いのでしょうか?時と場合による?いろいろな場面が想定されるような気がしますが、とにかく窓口に立つ職員の対応一つで市役所の印象が変わっていくのは周知のこと。
 でも、仕事でいっぱいいっぱいの場合・・・窓口で市民の方にゆったり向き合うことがしにくいというか余裕がないという状況は否めず・・・ここはどうしたら改善できるのか・・・・。いつもは穏やかでも・・・たまたまその時は・・・なんてこともあるのかも(もちろん、そうならない方が望ましいけれど)。


 っていうか、職員のことばかりを言っているわけですが、議員は?私は?「上から目線」になっていないかどうかも自らの襟もたださないとと思いますね。たまたま接した議員の態度により市議会に対する印象やイメージもおそらく大きく変わるような気もするので。


 「議員先生になっちゃわないでね!」


 という言葉を久々に思いだしました。あちこちで電飾が・・・イルミネーションですね。昼間みると趣も何もあったものではなく、木々が電気のコードでグルグルまきにされているのを見て複雑な気分ですが、夕刻になってくれば・・・まあそれはそれでいいかと。雨に濡れた落ち葉に滑らないようにと気をつける今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2009年11月19日

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