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2005年06月20日

後悔先に立たず・・・

  今日は午前中遊説をした後、市役所に寄りました。午前中から引き続き開催していた議会運営委員会を少しだけ傍聴をしました。たまたま議会だよりのことが話題になっていました。
 今回の議会だよりで掲載する内容を議論していたのですが、特に4月27日の臨時議会の報告はすべきだろうと言う話になっていました。一部を修正し、再度提案された一般会計予算の可決は市民にとって非常に重要な議題だからでした。

 ところで、通例であれば予算に対しては賛成もしくは反対の立場から各会派による討論が行われます。私たちの会派も3月議会の時には予算に対する反対を表明する討論をしました。しかしながら臨時議会では、私たちの会派が主張をしていた部分を市長が受け入れるかたちで再提案されたこともあり、討論することなく可決の立場を示したのでした。ちなみに臨時議会では4つの会派が賛成、1つ会派だけが反対で討論をしました。

 さて、今日の議会だよりのことですが、この臨時議会の予算再提案に関する各会派の立場についても報告する方向で話しがまとまりました。議会だよりにおいて、当初予算や決算審査の話題が掲載される時、各会派ごとに会派の人数で文字数を割り振り、その字数制限の中で会派の主張をとりまとめることになっています。実はここには、どの会派もすべて討論をするという前提があったように思われます。通常の場合だと討論をしない会派がないからです。ところが今回の臨時議会の場合には私たちの会派も含めて討論をしなかった会派があったわけです。
 
 そもそも議会だよりとは議会で行われたことを報告するの媒体という位置付けです。そこで討論しなかった会派のことまで掲載する必要はない・・・というわけです。「討論もしなかった人たちのためにスペースを確保し、税金を使って広報するのはとんでもない、自分たちの会派便りでだせばいい。」との意見もありましたが、最終的には「討論をしなかったという理由もある。」という私たちの会派の言い分(非常に苦し紛れではあったが・・・)を聞き入れてもらい「討論をしませんでした。」ということくらいは載せてもらえるようになりました。

 討論をして立場を明らかにすることは大切なことだと思いますが、「わざわざの討論をしない。」という選択もあっていいのではないかと感じます。とりわけ今回の場合には、ある意味で自分たちの主張が受け入れられた上での市長の再提案でした。実は私たちの会派には市長の再提案に対し、とりあえずは何も言う必要なしとの判断がありました。自分たちの首長が市長に認められたとも言えたからです。これは本当に特殊なケースだと思います。だいたい予算が否決されたことそのものが普通とは言えません。
 とは言っても、「なかったことは議会だよりに掲載することはできない。」という筋を通すことを考えると、「今回は賛成です。」というたったの一言でも討論をしておく必要があったなといささか後悔しています。

投稿者 hisaka : 2005年06月20日

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