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2003年10月10日

潜在的な有権者の反応は?

  衆議院が解散しました。生活者ネットワークは地域政党で、国政は守備範囲ではありませんが、「女性議員を増やそう!」ということで国政を見守っていきたいと考えています。

 議員は選挙ばかりやっている・…と言われがちです。この4年間の多摩市を見ても、衆議員、参議院、都議会、市長・市議補選、統一地方選挙・…と盛りだくさん!議員は本来は政策をつくるのが仕事なのに、じっくりと腰を据えた活動をする時間を削ってしまうケースが多々あります。人の選挙を手伝うことがひいては自分の選挙につながる…こういう人的関係がしがらみ的につくられていく気がします。

 そんな政治屋の姿を見て、幻滅している人がたくさんいると思います。選挙を通りぬけなければ力の発揮しようがないわけですが、選挙にのみ固執してしまい本来の目的を見失ってしまうケースが目につきやすいのかもしれません。私のところにも「初心を忘れないで欲しい」とか「本来やるべきことをもっとやって欲しい」という声が届きます。地道にコツコツと仕事を重ねてもらいたい・・・というのが市民の一番の願いなんだなあと切に感じます。

 さて、夕方に桜ヶ丘の駅で「解散報告会」がありました。でも、道行く人の反応を見ていると、そ知らぬ素振りの人がとても多いことがわかります。政治が嫌われモノであることを痛感します。どうやったら政治を一人一人の心に届けることが出来るのか…と思います。
 結局、政治の世界は、特に国政ともなれば芸能界と同じ。テレビの向こうの世界でしかないのでしょうか?いかにして「リアリティを伝えられるのか?」が課題です。
 ところが、伝えるのはとても難しく、ある意味でパフォーマンスの要素が不可欠。そうなれば市民の切なる願い「地道な政治活動」とは全く相反することになります。パフォーマンス要素が強くなればなるほどに、何となく市民は離れて離れていくような気がしてしまう…少々無責任ながら、傍観者としてこの構図を眺める自分は「政治に対して‘勝手にやって!’と思ってしまう冷めた有権者」の一人です。
 表向きには政治に対して冷たい有権者であっても、潜在的にはどんな反応を秘めているのかはわかりません。圧倒的多数の政治に対して心の扉を閉めている人たちにまずは鍵をあけてもらわなくては何も変わらないと思います。
 各政党はマニフェストを掲げていますが、それ以前に重要な政治への信頼をどのくらい回復できる心構えがあるのかについて…その秘策をまずはお尋ねしてみたい…そんな気分です。

投稿者 hisaka : 2003年10月10日

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