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2003年04月05日

冷たさに 骨休めする さくらの精

 大学の同窓生で結成された多摩白門会の桜ヶ丘公園で予定していたお花見も、信じられない天気のいたずらで中止になりました。急遽雨バージョンの企画に変更はしたものの、集合場所の聖蹟記念館に行くと雨がみぞれに姿を変え、氷の中でじっと佇んでいるさくらの木を眺めました。さくらの妖精もちょっと一息で、明日から再び活躍するはずです。明日はお花見日和になりそうです。
 今日は今月末の選挙に向けての事務所を開設しました。いよいよだなと緊張感が高まっています。
 さて、昨日は「選挙費用」に着目して「一票の価格」を考えてみましたが、今日は『議会費』に注目してみたいと思います。
 『議会費』には議会事務局スタッフ(市職員)の人件費、議会だよりなどの作成費用、それから全国市議会議長会、関東市議会議長会、東京都市議会議長かいといった組織の参加費用があり、もちろん最も大きいのは議員人件費、そして政務調査費が含まれています。
 今度の改選以降は議員定数が削減されるため、前年度の予算と比較すると今年度は約3千9百万円少ない、約3億8千万円です。そのうち議員人件費等は全部で2億6千万円です。それにプラスされるのが政務調査費ですが、こちらは年間の予算額が約810万円なので、議会事務局費用を除く部分、単純に「議員個々人」に対して支払われるのは2億7千万にのぼります。
 この『議会費』のうち「議員個々人」分について年間では、市民一人あたりの負担金額が約2千円となります。だいたい議会費は毎年ごと横ばいに推移していくので、4年間では市民一人が議会に対して8千円の負担をする計算となります。つまり、4年に一度の選挙は自分の8千円の投資先を選ぶことだと言えます。と考えれば、自分の一票には「8千円」の値をつけることができるのです。一票を価格に置き換えることは、あまりにも短絡的過ぎるかもしれません。でも私は、やはり向こう4年間という未来に対して投資をするという捉え方があってもいいと思います。無駄に投資をする人はいないと思うからです。
 そして議員として選ばれるということは、市民一人一人に対して投資額以上の効果を生み出すことが求められます。責任は重大なのです。みんなが同額の投資をしていることを忘れてはなりません。そこに「公平心」が存在します。得をする人、損をする人がいることは許されないというのが本来の姿だと思います。市民はみんなが同じように得をすれば損もするのです。
 市民は投資先を4年間は変更をすることはできません。だからこそ私は「一票」はものすごい大きな可能性を持つものだし、これを無駄に捨てることはできないと考えているのです。
 一票の力はもちろんですが、それ以上に「『一票』という自分にとっての価値」について答えを出すことが、きっと未来をもっと明るくしていく力にとつながっていくと思います。

投稿者 hisaka : 2003年04月05日

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