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2003年04月06日

晴れた空 心が踊り よろこぶ桜

 乞田川や大栗川にはリュックサックを背負って歩いている人を見ました。さくら祭りが開催された桜ヶ丘も少しにぎわっていました。
 今日はステイツマンのインターンプログラムの修了式をしました。2月の中旬から3月末までの予定でインターンの受入れて活動をしましたが、私が参加している地域活動、イラクの反戦デモ、それから3月議会の一般質問づくり、議会傍聴など盛りだくさんのプログラムを行ないました。もともと政治に対して関心が高い学生もいれば、何となく体験してみようと思った学生もいて様々でしたが、とにかく個性的なメンバーが揃い、私はとても楽しい期間を過ごせました。
 インターン生たちは、朝遊説で通勤途中の人に一枚一枚ニュースレターを渡したり、黙々とポスティングをしたり、議会報告に行ったり、「わたしのつうしんぼ」のアンケートを回収したりと「地味」な活動を続けていくことの大事さを知ることができて、その積み重ねこそがステイツマンの掲げる「政治と市民との架け橋」につながることを実感したとの感想を述べていました。
 それぞれがインターンの体験の中で喜びがあり、そして感謝があったとの気持ちを表していましたが、その気持ちは私も同じでした。インターンとともに活動をしたことは本当に貴重な経験です。
 私はインターンの説明会では「同世代というところが私のところでインターンをする一番の魅力」という話しをしました。私はお互いにそのことを分かち合えたと思います。とにかく「一緒に活動できたなあ。」と感じるからです。これはただ単に私が「26歳」だから可能だったとも言えます。年齢が本当に近くて、肩肘はる必要も気を遣う必要も全くなく、インターン生の表現を借りると「部活の先輩と後輩」のように活動をしていました。
 そして、「一緒になって活動できた喜び」を忘れないで欲しいと思います。「政治」というのはみんなで一緒にならないと創ることができないからです。「偉い人」が政治家になるわけではありません。とにかくみんなの声を運びながら、議員は市民とともに「まちづくり」をしていくパートナーだからです。だからこそ「一緒に活動をしたい!」と思えるような人を選んでいくことが大事だと思います。私は自分自身も時にインターンの気持ちを察しつつ行動をしてきましたが、「普段着」でいることを忘れてはならないと思いました。もっと「議会」を市民のものに変えていく必要があります。そこにはどんな格好でも気軽に入れるように敷居を低くしておく必要があるからです。
 「服装がものすごく地味で毎日同じよう。」というインターン生の感想のように、政治家、議員なるもののイメージが間違って作られているように思います。ものすごく華やかではなく、本当にものすごく地味だからです。
 「市民が議員を選べていない。」と感じた学生は議員個々の政策の公約の違いも全くわからないし、特定市民の代弁者で「エゴ」を丸出しにする議員がいたし、これでは政治不信をなくしていくことはできないと感想を述べていました。政治家や議員は「将来のビジョンを語り、そして今の政策をもっと具体的に語るべき」という厳しい指摘がありました。これは私もしっかり受け止めたいと思いました。机上の空論になりがちな将来理想像と、「今」とを結びつける政策を市民に理解してもらうことは私の大きな課題です。

投稿者 hisaka : 2003年04月06日

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