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2002年11月25日

月曜日は雨降り続きで・・・

 本当に月曜日は雨の日が多い。今日も朝からあいにくのしとしと雨のなか永山駅での遊説をしました。雨が降っていると傘をたたむ手間もあり、なかなかニュースビラを受け取ってもらえないのが残念です。
 さて、今日は12月議会の一般質問通告書の〆切日でした。私は運がいいのか悪いのか?くじを引いたら27。つまり一番最後の順番となりました。早く終わってしまったほうがい・・・・という考え方もありますが、私にとってあまり順番の早い遅いは関係がありません。むしろ気にするのは一般質問日の前日の夜に予定があるかないかです。仕事をしている友人と会うとなるとたいてい夜遅い時間になり、帰宅時間ももちろん遅くなるからです。
 今日は午後から総務常任委員会があったので傍聴に行きました。この間に引き続き「贈収賄事件及び契約事務」が議題です。前回同様に、この議題をどんな風に審議していくのかについてのコンセンサスを図るまでの調整が大変です。刑事事件である贈収賄事件、しかも決着がついている事項ついて一体議会として何が出来るのか?という立場と検察に提出していた資料について議会としても、くまなく目を通すべきだという意見のぶつかりあいです。さらには、市職員が兼職していたことを追及するかしないかをめぐっての議論もありました。この兼職については契約事務にも贈収賄事件にも何ら関係のないことなので、別物として考えるべきだとの方針が出ました。確かにちょうど贈収賄事件と同時期に新聞報道もされた件ですが、直接的にこの議題に無関係と主張のほうが通ずると思います。
 何はともあれ、庁内にもこの事件をめぐって、今後どのような契約制度を目指すかを検討する委員会が設置され12月議会までに報告書をまとめる予定になっているわけで、議会としても行政側の報告書を見てから再検討、吟味するというのは得策だと思われます。もともと総務委員会としては契約の見直しについて12月に委員会見解をまとめる予定でした。ところが先般の9月議会で新たに「贈収賄事件」が追加され、少々議論の展開方向が変わってきつつあるのです。それでも、委員会としての決着の目途をいつに設定するのかでは議論が真っ二つです。「延ばす必要性があるのか?」という意見があれば、「なぜ延ばしたくないのか?」という反論もあり、つまりはいつまでたっても平行線を辿るんだなあとしか傍聴の私には見えてこないのでした。
 見るに見兼ねたのか?議長から地方議会の運営のありかたとして、刑事事件に踏みこむのがふさわしくないとの見解があるらしいとの助言により、「12月議会中の総務委員会で最終的に決める。」ことになったようです。いずれにしても「何のために贈収賄事件を議題」にしているのか全然わからないというのが感想です。事件を調べあげたところで、一体何をしたいのか?仮に、新たに明るみに出た事実があったとして、それで何を問い正し、そしてその先に何を描いているのか?これらについてはっきりと明確な焦点を出さないままに、兼職問題までが混入してきて審議の在り様が消極的、否定的な方向に進んでいくことが私としてはもどかしくてたまりません。
 委員会は一体何を目指しているのでしょうか?何のために贈収賄事件を調べているのでしょうか?
 また、契約制度についても数名の委員からは提案もありましたが、私はもっと透明性を図ってほしいことだけお願いしたいと思います。例えば工事などを発注した会社から、またその子会社などへと発注をする・・・ということをどう考えればよいでしょうか?つまり、それならば元から子会社に発注をすれば仲介料的なマージン分を浮かせることができて、行政にとってもラッキーはずです。もともと子会社と契約をした方が得になります。工事をさせるつもりで1000万円の契約をして、そのうちの800万円分を中小零細企業に丸投げをするという状況そのものを捉え、行政としてどうすべきかを検討してもらいたいと思います。もちろん議会しかりです。
 多摩市には地元業者が少ないといいます。だからこそ他市の業者の参入を求め効率性、競争性を図っていくわけです。でも地元業者の育成は重要な課題です。中小企業が元気な街の活力って溢れているイメージだからです。中小企業に従事する人々の多くは職住近接のケースが多いと予想でき、そうであるからこそ、企業が元気になれば、そこでの働き甲斐を背景として‘まち’に住んでいる人が明るくなる気がするのです。
 もともと中小企業に関連する職場だったので、公共事業がめっきり減って、企業体力が超減退してしまった会社をいくつか目にしてきました。決してきれいごとばかりではないと思っています。
 私は民間事業者同士でコスト削減のもとギリギリの状況で労働する人がいる、それを選択する人はいいと思います。でも私自身は労働環境を含めて考えた時、行政が例えば工事発注した先での労働者の状況などをきちんとトレースすることもまた必要な作業だと感じています。
 とりとめなく色々なやりたいことが後から後からとひらめいていますが、今、優先してすべき課題についての自分自身のポジションを早く見定めたいなあと思っています。

投稿者 hisaka : 2002年11月25日

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