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2002年10月06日

まずは自分が情報公開!

 大栗川を考える会のワークショップがありました。八王子のランドマーク研究会の石田幸彦氏を迎えて、話を聞いた後、私たちがどんな川づくりをしたいのかについて話し合いました。石田さんは八王子市の職員だそうですが、浅川の川づくり活動にも熱心に取り組んでいて、全国の川を見歩いて調査をしているようでした。私たちの「親水化計画」のヒントを得るために今日はお招きしたということです。
 石田さんの話の中では「川」の質を大事にすることが強調されていました。例えば親水化のためにお洒落のため?か大きな岩などが転々と配置されることがあります。調布の野川は親水化されている場所として私もすばらしいな!と感じてきましたが、ここにある岩は何と長野産だそうです。つまり本当にそれで川にとって幸せなのかどうか、やはり川にも合うもの、その土地、地質構造を考えて私たちは親水化を奨めていく必要があるとのことでした。「水循環」ではなく「物質循環」だと言います。川は地域の暮らしを支えてきただけではなく文化や伝統をひこずっているのです。それを地域の人がどう捉えていくかが重要です。生態系を崩さないようにするためには本来、そこにあってはならない存在をわざわざ持ってくるわけにはいかないのです。それは岩であっても同様…もちろん昆虫や花などもです。人間が壊してきたものをどうやって回復していけるのか?今や捨てられた空き缶でさえも、その中にハゼのこどもが住んでいるので川にとっては必需品に入りうるといいます。私たちはこの現状をどう考えていくべきなのでしょうか?
 人間にとって益があるもの「益虫」そして害があるもの「害虫」この価値判断を人間基準でしてきました。大きな生態系の中で考えた時、どこにその判断基準を設定するのか『程度』の見極めがとても難しいことは事実です。けれども私たちはそこに目を向ける必要があります。大量生産大量消費の転換が迫られいるのも同じ論理なのです。
 とってもいい話でしたが、実は次の予定がつまっていたので少し早めに退席をしました。最後までワークショップに参加できずに残念ですが、随時情報が入りしだい報告できればと思っています。

 さて、午後からはステイツマンも参加した3駅遊説でした。桜ヶ丘、永山、多摩センターの順に9月議会の報告をしました。人をひきつけて話すことは本当に難しいと思います。そしてついつい議会用語と言うか難しい言葉を使って表現してしまうので、もっと噛み砕いてわかりやすく伝えられるようにしたいです。
 その後、ステイツマンと議会報告会を兼ねてミーティングをしました。これからどういう活動をしていけばよいのかを含めて意見交換をしました。私たちが考えていることで一番重要なのは「情報公開」です。「知る」ことが出発点なので、いろんな形で発信していきたいと思っています。議員は行政に対して情報公開を求め、説明責任を追及します。けれども議員自身はどうでしょうか?まずはここから出発しないと始まらないのではないかという意見がでました。そこで何が出来るか知恵を寄せ合った結果、議員の調査活動の中味について公開をしたらどうかという話になりました。議員にとって調査をすることは日常なことなので、全てを公開することは今の段階では少し難しいのが正直なところです。まずは行政視察と私自身の政務調査費の使い道を市民に報告しようと思います。ホームページをリニューアルする時間もありますが、私自身が説明責任を考えるためにもこれは有意義なことだと考えているので、ステイツマンに助けてもらいながら、まずは第一歩を踏み始めたいと思います。

投稿者 hisaka : 2002年10月06日

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