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2002年09月03日

30年前を見た・・・

 議会の傍聴にきていた市民の一人から「参ったよー。」と言われました。「30年前に来ちゃったよな。」…これが率直な市民の感想だとしたら、私を含め議員は時代錯誤の『議会』で一体何をしているのでしょうか? むしろ何が出来るのか?と考えてしまいます。
 今日は一日、なんだかすっきりとせず、パソコンに向かいすぎているからか眼底がこれまでにない程の痛み。眼を少し休ませてあげなくちゃ…いけないわけではないけれど議会中に時々睡魔に襲われてしまいました。緊張感が足りない自分と時代錯誤だという感想にがっかりです。
 議員の質問時間は30分なのでその中で時間を上手にやりくりする必要があります。多摩市では答弁の時間はカウントされないので30分間丸々使えるわけですが、テーマが多岐にわたってしまうと、ほとんど再質問が出来なくなり散漫になってしまうし、テーマを搾りこんだら、再質問をして突っ込んだところで理事者側の回答が「研究します」「検討します」にとどまってしまうなど…いかにして理事者側の回答を上手く引き出せるのかという技術も議員としては問われるのではないかと感じます。帰宅してから今回の一般質問を考えていましたが、結局今のところは「元気にやろ!」という結論です。
 ある先輩議員に「若いんだからいいのよ。どんどんぶつかっていきなさいよ。」と言われました。でも「若いなんてことが通用しなくなるんだからね。」とも釘をさされました。その通りだと思います。「『私』をどこまで高めていけるかなんだから!若いからといって許されると勘違いすることはダメ」…別に若いから…というのは理由にしていないはずなのに、周りから見るとそう思われているのでしょうか?とにかくやるだけだと思っています。

 今日の一般質問の中でも明らかになったことはニュータウン事業からの公団、東京都の撤退をどうしていくのか?ということ。公団が所有している土地をどのように処分しようとしているのか?住民としては緑地として保全してもらいたい…と要望をしていても、公団は少しでも資産売却をしたいと考えている…その調整は?私は住民が本当にその緑地を守りたいとするならば、基金を設けてみたらどうかと考えます。というのもすぐに市がお金を用意できればいいけれど、市内には同様な公団が早く処分したい土地が残されていて、公団としては処分して欲しくないなら(つまり民間業者に売却しない)「多摩市が購入してください!」という強硬な姿勢です。これから議会の中でも特別委員会を開いて、これらの空き地(未利用地)のことを検討するわけですが、いずれにせよ、全体を見て公平に対応していくことは免れないので、ある地域だけ市が買取る…・なんてことはできません。よく沖縄でも1坪地主と呼ばれますが、その手法を取り入れてみるとか、何か方法はないものでしょうか?とにかく行政だけに守ってもらうのではなく住民自身も守っていこうという積極的な姿勢を持ち、公団の強行突破を防ぐしか今のところ手立てはなさそうです。

投稿者 hisaka : 2002年09月03日

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